この度被災されました多くの方々に
心よりお見舞い申し上げます。
1月1日、テレビで大きな地震の速報を聞いてから
「何か書かなければ」と思うばかりで、
どうしても言葉が見つからないまま過ぎた1週間。
被災地では余震の怖さ、1月の寒さ、たくさんの不安で
気の遠くなるような長い長い1週間だったと思います。
どうかこれ以上被害が大きくならないよう、
そして1日も早く皆様に穏やかな日常が戻りますよう、
心から祈っております。
目を疑うようなニュースが重なった年明けでしたが、
今自分に出来ること、私も考えています。
シンプルホープ 金谷直樹
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と思っておりましたが、なんとかいけました(笑)
更新の少ない不定期ブログにも関わらず
いつもたくさんの方に読んで頂き本当に感謝しております。
なぜか子供の頃から年末年始の雰囲気が苦手な私。
なので「気づけば年が変わってた」くらいが有り難く、
本日もいつも通り作業を続けております。
今年は新しい事業の準備(工事)を進めながら、
並行してルアー制作も行なってきたのですが、
どちらも未経験のことや新しい試みがいくつもあって、
試行錯誤の真っ只中で新年を迎えることになりそうです。
たくさんの初挑戦、完成まで持っていけるか、どうか。
デザインも加工方法も、確定するまでまだまだ前途多難(汗)
上手く仕上げられると良いのですが。
嬉しいことに腰の調子も悪くないし、
好きな作業を好きなだけ出来るという幸せ。
今年も工房で「気づけば年が変わってた」を目指します。
それでは皆様、どうぞ良いお年を!
『秋、多摩川にて』の美しいピアノ旋律を聴きながら。
シンプルホープ 金谷直樹
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2月くらいになると「12月なんてまだ寒くなかったなぁ」と、
毎年同じこと言っている気がします。
嫌だなぁ、まだまだ寒くなるとか、
考えるだけで具合悪くなる(汗)
勝手に始めて勝手に滞っていた、古いタックルボックスの整理と、
懐かしい(?)ルアーのご紹介ですが、
本日はティムコさんの「レッドペッパー」を。
現在自分が作るルアーとは少しベクトルが違ってはいるのですが、
私のルアーフィッシングを語る上で絶対に外せないこのルアー。
現在も販売されているので「懐かしい」という感じでもないのですが、
とりあえず手持ちの中からアユカラーの仲間だけいくつか並べてみました。
このルアー、元となった「マロペン」や、その作者である
南祐二さんに関しては、私なんかがお話しするのもおこがましいほど
有名なお話なのでここでは割愛させて頂くとして、
私がバス釣りを始めたのが1989年、
その時既にこのレッドペッパーはショップに並んでいたので、
今回改めて調べてみると発売は1988年、なんと35年のロングセラー!
形状等の変更も?ほとんど?せずに35年、それだけでもう
このルアーの完成度を語るには十分な気がします。
写真のレッドペッパーは全て「オリジナルサイズ」で、
この他に「ジュニア」「ベイビー」「マイクロ」
そして割と最近発売された一番小さな「ナノ」と、
これだけ優秀なルアーだと、やはりサイズ展開も豊富です。
ちなみに私は基本的に「オリジナルサイズ」しか使わないのですが、
「ジュニア」や「ベイビー」はコバスと遊んでもらう時に、
「マイクロ」はブルーギルや、管釣りで鱒族と遊んでもらう時に登場。
新顔の「ナノ」は所有していないので使ったことがありません。
他にもソルト用や、シンキングのトラウト(トローリング)用も
あるようなので、そちらも動きがちょっと気になるところです。
「オリジナルサイズ」のレッドペッパーは、
形状(曲線と直線のバランス)がとにかく美しい、本当に。
こんなに綺麗な形状のルアーはそう多くないと思います。
「ジュニア」「ベイビー」「マイクロ」と、サイズが小さくなるほど
残念ながら私の好みの形状からは遠くなっていくのですが、
質量や浮力と動きの関係を考えるとこれはもう仕方がないのでしょう。
小さくなってもちゃんとオリジナルの動きを保っているのがすごい。
その「動き」ですが、長年使ってきて分かったことは
レッドペッパーのアクションで最も重要なのは、
「速さ」や「強さ」ではなく「タイミング」だということ。
この辺り、じっくり語りたいのですが話が益々長くなりそうなので自粛。
先に、形状等の変更も?ほとんど?せず、とお話しましたが、
35年の間に変更されている点も実はいくつかあるようで。
機能的な部分ではウエイトルームの形状。
写真上が古いタイプ、下が最近のもの。
古いタイプは大中小3つのウエイトがウエイトルーム内に並び、
6本のピンでほぼ固定されています。
対して最近のものはウエイトルーム自体が前後に少し広くなり、
加えて6本のピン同士のクリアランスも大きくなったことで、
3つのウエイトが動く=ラトル音がする、のです。
「……え〜、レッドペッパーにラトル音なんかいらんのになぁ」
と、古くからのファンはついつい思ってしまう。
また、ビジュアルの変更点で言うと、
ね、目が違う(笑)。
古いもの(右)から順に並べてみましたが、
シール、立体的なシール、黒目部分の形状違い、と、
年代によってルアーの表情が大きく違っています。
ほんと、ルアーの目って大切。
私はちょっと頼りない感じがするシールの目が好みです、
大きめの丸い黒目も愛嬌があるし。
対して新しい(写真の一番左)目は、
なんかちょっと意地悪な感じがして……嫌い(笑)
さて、レッドペッパーを上手にアクションさせると、
まさに「水面付近を慌てて逃走する小魚」を演出できるわけですが、
そのアクションをシュノーケリングで水中から見上げてみてびっくり。
水上からは本物の小魚と見間違えるほどリアルな動きだったはずなのに、
なんと水中ではリアルどころか、これでもかというくらいの不自然感。
なんというか、棒状の何かが引っ張られて人工的に動いているだけ(笑)
釣り人が地上から見て「すごい!」と思い込んでいるリアルと、
水中でのリアルがイコールでは無いと思い知った瞬間でした。
「棒状の何かが引っ張られて不自然に動いているだけ」だったとしても、
レッドペッパーというルアーには魚を惹きつけるチカラがある、これは事実。
リアルだから釣れる、だけじゃ無いからルアー釣りは面白い。
レッドペッパーというルアーと、その名作で釣り上げてきた多くの魚達が、
今の自分のルアー制作にちゃんと繋がっているんだなぁと
感慨深く思ったりするのです。
長いブログになりましたが、本日の締め括りに長年の戦友をご紹介。
たくさん使って、たくさん釣って、
ボロボロになったレッドペッパーの塗装を剥がし、
蛇の「抜け殻」を使ってリペイントし、
そこからまたたくさん使って、たくさん釣って、
ボロボロになったものを再びコーティングし直しながら
なんと今も現役の大切な1本。
素材がプラスチックだからここまで無茶出来る気もしますが、
自分の作るルアーもぜひこうありたい。
……ちなみにこの「蛇の抜け殻レッドペッパー」は、
使いすぎてウエイトを固定するピンが何本か折れているので、
ちょっとラトル音がする(笑)
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今日は話し始めるのかなと思っていたのですが、
なんかまだ暑いですよね(汗)
シーズンが延長されてるようで釣り人には有難い状況なのですが、
11月にこの気温、少々の怖さもあり。
暖かいのでまだもう少し釣りに行くとは思うのですが、
現時点での今年の釣果はあまり良くありません。
大きなバスが釣れないのです、なんでや。
Reluxで見たことのない大きさのハスが釣れたり、
Chorusで良いサイズのナマズが連発したり、
Panicで60overのバスくらい引くニゴイが釣れたり、
と、それなりに釣りを楽しんではいるのですが、
今年は本命の大きなバスがなかなか現れてくれません、
厳しい。
ちょうど1週間前、洗車中に捻ってしまった腰が、
1週間経過した今日もまだまだ酷い状況で、
車は綺麗になったのに運転席に長時間座ることが出来ない、
という本末転倒。しかも腰痛の時に頼りがちになる利き腕は
今もまだ前回のブログの通りで役立たず。
(↑これに関しては釣りをするから長引いている気もする)
順番に訪れてくれれば良いものを、重なる時は重なるなぁ。
そんな中もうひとつ重なって、1年ぶりの頭部MRI検査。
1年間の薬の服用でこちらは概ね順調、良かった。
滅多に見ることのない自分の頭の中に興味津々。
苦手な方、ごめんなさい。
10月末にまたひとつ歳をとり、
気持ちだけは若いつもりでいても、ちょっとの無理で
体のあちこちが悲鳴を上げる年齢になってきました。
付き合い方、難しいなぁ。
不調が続いたもので、なんとなく落ち込んだ感じでいたのですが、
誕生日にこんなにたくさんの犬たちに労ってもらったら……
落ち込んでる場合やあらへん、また頑張るしかないっ♪
もう少し長時間座っていられるまで腰が回復したら、
ルアー制作再開します。まずは途中になっている
いくつかのテストモデルを仕上げるところから、です。
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釣行のタイミングと悪条件がこれだけ重なるシーズンは珍しい。
波と風、それに満月の月明かりにまで邪魔をされ、
なかなか思うような夜釣りが出来ていないここ最近の私。
隙を見つけて何度かフィールドには出ているのですが(汗)
深夜に車で1時間半、到着した目的のポイントが強風や大波だと、
もう途端にすることがなくなって、というか、する気もなくなって、
とりあえず浜辺のベンチにひとりで座りながら
「どうするよ、これ……」と、満天の星空を見上げる。
ん? 暗闇でも昼間のように明るく鮮明に撮影できるスマホカメラなら、
この星空……ひょっとして撮影できたりするんじゃないの?
で、撮影してみた。
……えーっ、すごっ!!
鮮明とまではいかないけど、さすがに小さな星までは拾えてないけど、
ちゃんと撮影できてるーっ! なんなんこれーっ!(驚)
スマホ世代には当然のコトなのかもですが、
フィルムカメラ、使い捨てカメラ、コンパクトデジタルカメラ、
そしてガラケーカメラと、全部使ってきた我々世代には、
手持ちのカメラで星空が撮影できるなんて嘘みたいな、夢みたいな話。
「カメラ固定したらもっと鮮明に写るかなぁ♪」とか、
「すげーっ、オリオン座までちゃんと写ってるやんっ♪」とか、
誰もいない深夜の浜辺でひとしきりはしゃいだあと、フッと我に返る。
「ちゃうねん……こんなことしに来たんとちゃうねん!」
なんだかんだで結局は楽しんでいる(?)のですが、
この大切な時期に釣りにならない釣行が重なると、
正直少々焦ってしまいます。
なんとかまた隙間を見つけてフィールドに、と思っていた矢先……
どうしてこのタイミングでこんなことになるかなぁ、私の利き手(泣)
お箸も上手に使えん! なんだかもう、益々焦る。
せめて軽めのキャストができるくらいにまで、
今シーズン中にどうかどうか回復してくれますように。
本日のもう一枚は先月末のスーパームーン。
そりゃあね、間違いなく綺麗なんですが、
さすがにこの明るさは夜釣りの邪魔になります(苦笑)
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明け方、雰囲気は100点でしたが、
55cmのニゴイと、ナマズのバイトだけでした。
なかなか厳しい。
唐突ではありますが、リールのお話。
「金谷さんはどんなリールが好き?」と聞かれれば、
それはもう、迷わず「ABUの丸型」と答えるのですが、
岸からの大遠投が多い私の今の釣り方では、
重いグラスロッドにクラシックなABUだと
飛距離にも体力(腕力)にも限界があります。
なので、比較的軽いカーボンロッドと、
同じく軽量かつ飛距離の出る今時のベイトリールも
状況に応じて併用してきたのですが、
トップ以外の釣りもしていた頃から長く愛用しているのが
シマノ「スコーピオン」シリーズ。
先日、新しいスコーピオンを購入しましたので、
流石にもう使えなくなってしまった初代も含めて、
これまで使ってきたスコーピオン達をご紹介。
30年以上前、はじめて買った初代スコーピオン。
(この頃はまだバンタムスコーピオンという名前でしたね)
リールのカラーバリエーションがそれほどなかった当時、
この真っ赤なベイトキャスティングリールは斬新でした。
懐かしい方、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
購入後すぐ、近所の野池に続く崖から滑り落ち、
ロッドは折れ、ピカピカのリールにガッツリ傷がついたのも
今では良い思い出。
初代スコーピオンの割れやすいパーミングカップ
(パーミングカップとか、もう死語かもですね)を、
自分で繰り返し接着修理するのも限界になった頃、
華々しく登場したメタニウム(通称赤メタ)、
当時の最先端リールでとにかく頑丈かつコンパクト。
初代スコーピオンと比べるとカッチリ感は桁違い、
釣り方の変化で使う機会が徐々に少なくなってしまいましたが、
一度も故障したことがない堅牢なリールでした。
赤メタ以降、グラスロッドとABUに夢中になっていたので
しばらくリサーチしていなかったスコーピオンシリーズ、
赤いのや、なぜか赤くないスコーピオン達を何代かスルーして、
久しぶりに購入したスコーピオンXTは、
まぁ、赤っちゃ赤なんだけど……「これじゃない感」強め(笑)
でもこのXTは本当に優秀なリールで、しかも頑丈で、
10年前と変わらない性能を維持しつつ今も快適に使用しています。
メタニウムよりさらにコンパクトで、
はじめてロッドに乗せて左手でパーミングした時は
「え、ちっさ!薄っ!軽っ!」と、それはもう驚きました。
「ABUの丸型」を使っていたので余計にそう感じたのでしょうね。
そしてこの度購入してみた最新(といっても発売は2019)の
スコーピオンMGL、あの赤(に近い赤)に戻ってる!(笑)
最近の車のようにとっても現代的なお顔になってはおりますが、
やっぱり、スコーピオンはこの赤でなくっちゃ。
数年(数十年?)経つと、リールの進化もすごいですね。
遠心ブレーキがより複雑かつ便利になっていたり、
強度が心配なくらいスプールが軽量になっていたり、
機能面だけを考えると、やはりプロダクト製品は最新が最良です。
キャストすると“キュイ〜ン”という音と共に電子制御で
バックラッシュを回避し、飛距離を伸ばせるようなリールも
もはや普通になってきているようですね。
ただ、私は「赤いスコーピオン」が好きなだけで、
「最新」のリールが好きなわけではなく、
(なのであまり詳しくありません)
ましてや自分の技量不足を補うような機能を備えた道具は
必要ないので、この「スコーピオンMGL」くらいがベスト。
クセ強めのカラーは好き嫌いの分かれるところではありますが、
赤いスコーピオン、いいなぁ。
先の3台はそれぞれ10年くらいは使用しているので、
これで最後のスコーピオンになるのかな、どうかな。
でも、赤いスコーピオンの新機種が発売されたら、
また気になって買ってしまうのかな、どうかな。
余談ですが、巻取りの早い今時のリールだと、
上空から鷹や鳶にルアーを狙われた時、
襲われる前に素早く回収できるのでちょっと安心です(笑)
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久しぶりにしっかり釣りができて嬉しかったのですが、
有難いことに良いサイズまで出ました、これで今年も一安心。
ビッグバド(大音量改)
50cm
もう100回以上通っているフィールドの、
これまで一度も出たことのないポイントでのびっくりバイト。
やっぱり、魚の気持ちなんて、
本当のところは我々釣り人には全然分からない(苦笑)
手前に寄せてくるまで派手なジャンプを繰り返す、
そしてランディング後もちっとも大人しくしてくれない(笑)
体高があって素晴らしく元気な個体でした、感謝。
ところで、車で京都から滋賀に向かう(もしくは帰る)には
山を越えるのですが、その山道で色んな野生動物と遭遇します。
シカ、イノシシ、タヌキ、キツネ、イタチ、などなど。
こんな身近にまだまだいるんだなぁと嬉しくなります。
ただ、
残念なことに車に轢かれて死んでしまっている姿も
その山道を通る度に目にするのです。
(特に朝方、通勤で急いでいる車に轢かれるのでしょう)
これ、車がきちんと法定速度を守って走ってさえいれば
その多くが防げる事故だと私は思っています。
実際、シカやタヌキが飛び出してきても
(そりゃ驚きますが)法定速度を守っている私は
急ブレーキすら使ったことないですから。
自然の中で遊ばせてもらっている我々釣り人は特に、
フィールドに限らずどんな場面でも慎重に、
そして常に敬意をもって自然と関わっていたい。
梅雨が明けたら本格的なアウトドアシーズンを迎えます、
皆様、どうかどうか安全運転を心がけましょう。
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私の大好きな水族館のひとつ
「神戸市立須磨海浜水族園」が
2023年5月31日をもって閉園してしまいました。
数ヶ月前にテレビのニュースで閉園すると知ってから、
最後にもう一度行きたいなと思ってはいたのですが、
本館だけという規模を縮小しながらの営業を見てしまうと
ますます悲しい気持ちになってしまいそうで、
結局訪れることなく閉園の日を迎えてしまいました。
私の水族館の好みについては以前このブログでも触れましたが、
その多くが揃った本当に素晴らしい水族園でした。
(須磨水族園は水族「館」ではなく水族「園」なのです)
入園の際に券売機で購入する小さなチケットに印刷された
動物の絵柄が毎回違って嬉しかったこと、
館内スロープの壁面に描かれた地球誕生から現在までの年表を見て
あまりに浅い人類の歴史に気が遠くなったこと、
波の大水槽を上階から覗き込むたびに足が竦んでしまったこと、
アマゾン館トンネル水槽で初めて泳ぐピラルクーのお腹を見たこと、
イルカショーで観客にかかる水飛沫の量が度を超えていたこと、
閉園時間ギリギリまで展示を見てしまって
いつもお土産コーナーをゆっくり見れなかったこと、
屋外売店の明石焼が嘘みたいに不味かったこと、
ホホジロザメの頭部標本の私しか知らない秘密……
などなど、大小様々な思い出は数え上げればキリがありません。
閉園、本当に残念です。
2024年6月に新しい水族館として生まれ変わる!
……ということですが、大きなリゾート施設の一部となるようで、
新しく綺麗な水族館にはもう、私の求める魅力はないんだろうな。
現在「神戸市立須摩海浜水族園」のホームページでは、
閉園前の園内をVRツアーできるコンテンツや、
デジタルアーカイブを見ることが出来ます。
須磨水族園に行かれたことのある方は、
色々と思い出しながら見てみると楽しいですよ。
さて、現在私は木工部屋と塗装部屋を行ったり来たり、
テストモデル制作の真っ最中。
この季節、塗装の邪魔をする部屋の湿度をこまめに確認しつつ、
いくつかの種類の試作を並行しているのですが、
最初に仕上がったテストモデルが……これ、どうなんだろう。
動きは完全に合格点、音やサイズ感も予定通り、
キャストの感じも悪くないし、釣れる要素はしっかり揃ってる。
ただ唯一、見た目がなんだか……控えめ(汗)
いつも通りデザインの余分を削ぎ落としていった結果なのですが、
バス用のルアーは、特にトップウォーターのルアーは、
魚が釣れれば良いというものではないので、ここは悩みどころ。
他にカラーリング工程のルアーがあったので、それに便乗して
普段テストモデルではあまりしないフルカラーリングを行ってみるも、
それでも見た目が……物足りない(汗)なんというか、
「これをキャストしてみたい!」と思わせるチカラが、弱い。
ということで、完成間近のテストモデルではありましたが、
他のテストモデル制作と併せて、少しデザインの修正を試みます。
少し……だといいのですが(笑)
美しい、けれど気付けば沈黙していたフィールド。
楽しかった記憶だけを連れて再び訪れてみたものの、
それは知らない間に傾いてしまっていた心に似て、
いつだって私にはどうすることも出来ない。
大きな台風が近づいております、
皆様くれぐれもお気をつけて!
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毎度のことながら質の良いバルサを確保するのに手間取っております。
テスト分が確保できても、いざ実制作となった時に
同じ良質な素材が揃わないと困ってしまいますからね(汗)
過去のブログでも触れた話題ですが、
こればっかりは必要な数が揃うまでコツコツと探すしか無いようです。
以前、すぐ近くに事務所を構えていた京都の観光名所「哲学の道」。
白川疏水沿い、南北に約2キロ続く桜並木。
観光地のど真ん中で桜の季節を何度か迎えていると、
美しい景色より、あまりにも多い観光客が気になってきて、
次第にゆっくり桜を眺めたいという気も消え失せ、
最後にはただ混んでるだけの通勤路となってしまっていたのですが、
5年ぶりに訪れてみると、あれはなんとも贅沢な時間だったんだなと
あらためて感じました。
但し、相変わらず人混みは苦手なので、まだ観光客の少ない早朝に。
おかげで満開の桜をゆっくりと歩きながら見ることが出来ました。
後半は咲き誇る桜より、疏水を泳ぐ大きな鯉の方が気になってしまい……
まぁ、釣り人あるあるですよね(笑)
京都に戻ってきてから、なんとなく行けていなかった「哲学の道」、
蛍も見れる場所なので、次は是非そのタイミングで訪れてみます。
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本当に逃げるように去ってしまった2月。
半端な状態の仕事がいくつも残っていて、
ちょ〜っと、焦っております。
昨年末のブログにて少しお話ししていた
個人所有のルアーの整理を今も続けていて、
懐かしいルアーを順にご紹介できたらなぁと
最初は軽く考えていたのですが、
その後も次々と出てくるルアー達は
どれからご紹介しようかな〜♪……とか、
呑気に言ってられるような数ではありませんでした(汗)
整理もご紹介も、気長にやりますね。
で、山積みルアーの中で
どうしても目が合ってしまったこの子を
本日は取り急ぎご紹介。
レノスキールアーズ
『クランキン・ギドフロッグ』
80年代後半、タックルボックス誌に掲載されていた
広告を見て、ショップに走った記憶があります。
ギド・ヒブドン(Guido Hibdon)さんと言えば
「ギドバグ」や「ギドズリンガー」など、
当時お世話になっていた優秀なワームを思い出しますが、
そのギドさんの作ったハードルアーが出た!
となれば、それはもう絶対に欲しかったのです。
加えてこの強烈なビジュアルと、広告から読み取れる
珍しい頭部のジョイント、ラトル音、足のペラペラ、
そして動く目玉(笑)の、超ハイアピールクランク。
絶対に絶対に欲しい!そして使いたい!
……でも、使ってみてすぐに知るのです、
このルアーの、清々しいほどの裏切りを(笑)
そりゃそうです、今見たらそんなキビキビと動くような
造形してないもの。超ハイアピールどころか、
実際は、のた〜っと、だら〜っと、レンジも曖昧なまま、
なんとな〜く泳ぎながら帰ってくるのです、
かわいい(笑)
そして、
釣れてないのに、色違いが欲しくなるルアー(笑)
2018年に亡くなってしまったギドさん。
このカエルを眺めてるだけで当時を思い出し、
とっても感慨深いものがあります。
ちなみにギドさん、
フロッグに続いてこんなルアーも作っておられました。
レノスキールアーズ
『ギドズ・ダブルイメージ』
ルアーの前半が魚、後半がザリガニ、
そしてハサミのかたちのペラペラ2枚。
もう……懲りないところが大好き。
さて、まだ整理の済んでいない箱から、
次はどんなルアーが出てくることやら(笑)
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年賀状をご紹介です。
今年もデザイン室長が可愛く仕上げてくれました。
このルアーは10年近く前、プレゼント用にワンオフ制作した
「もちこ」という名前のウサギルアーです。
2023年の干支ということで持ち主からお借りして撮影しました。
販売目的の制作ではなかったので好き勝手にデザイン。
赤色の塗料を使ってウサギっぽい樹脂アイを作ってみたり、
当時テスト中だった手作り金属パーツを使ってみたり、
革製の長い耳をボディーに合わせたパールホワイトで染色してみたりと、
ワンオフだからできるあちこち我儘仕様となっています。
写真に写っていないのが残念ですが、
ピンク色の鼻や、お腹には両足もちゃんとペイントされています。
皆様が“ぴょん”と飛躍できるような、良い一年となりますように。
ついでに私個人の年賀状もご紹介。
今年は「アダンソンハエトリグモ」です。
以前のブログで少しだけお話したこのクモは、
昨年も度々リビングに現れ、暖かい季節は何匹かと同居状態。
その見た目はもちろん、仕草が可愛らしいのです、本当に。
綿棒に砂糖水を含ませて目の前にそっと差し出す
「砂糖水接待」をすると、警戒しながらも我慢できずに
ワシッとしがみついてくる姿がまたえげつない可愛さでして。
近づけた指先に「ハイタッチ」をしてくれることもありますので、
苦手でない方は是非お試しください、ハマりますよ。
ハエトリグモにはいくつも種類があるのですが、
今回のモチーフ「アダンソンハエトリグモ」に関しては
茶色で腹部に縞模様のある方がメス、
黒くて胸部に白い帯がある方がオスです。
気温が下がり昨年の内に全く姿を消してしまったので、
春が来てまたリビングに現れてくれるのが待ち遠しい。
そんな(……どんな?)訳で、
本年もシンプルホープを何卒宜しくお願い致します。
シンプルホープ クラフト室 金谷直樹
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焦りながら過ぎて行った10月、11月。
で、やっぱり、あっという間に年末を迎えておりました。
年を重ねる毎に1年がより早く過ぎていくこの感覚は
これまでも身に沁みて実感しておりましたが、
今年は特に早かった。やるべきことが絶えないのは
それはそれで幸せなことではあるのですが、
その分やりたいことが出来ないという今の状況は
あまり良いこととは思えません。
隙間を作って何度か秋の琵琶湖に出向いたものの、
今年は思うように釣りに行けなかった1年でした。
テストを含め、ちゃんと釣りに行けていないのに
ちゃんとしたルアーを作れる訳もなく、
ルアークラフトがすっかり滞ってしまいましたこと、
ついでにブログの更新もすっかり滞ってしまいましたこと、
いつも楽しみに待っていただいている方々には
本当に申し訳なく思っております。
まぁ……ブログはいつものことですね(苦笑)
さて、なかなか釣りに行けないとなると、
部屋でロッドを振り振りしてみたり、
リールハンドルをグリグリ回してみたり、
手元にあるルアーを眺める(触る)くらいはしたくなるもので。
引越しの時に運んだだけで放置状態だった段ボール箱を色々漁っていると
まぁ出てくる出てくる、それはもう33年間集め続けただけあって、
持っていたことさえ忘れていたような大量のルアー達。
すごい量なのでまだ全部は見れていないのですが、
魚を釣っていないルアーの方が圧倒的に多いですね(汗)
そんな中に、私がトップウォーターにハマってしまうきっかけとなった
諸悪の根源……ではなく、とっても大切なルアーを発見。
ヘドン・ダイイングフラッター(ホワイトコーチ)
バス釣りを初めて数年後、
私がトップウォーターでバスを釣り上げた最初のルアー。
当時通っていたポイントや、ただでさえ飛距離の出ないこのルアーを、
バックラッシュと戦いながら強風・大波の琵琶湖で使っていたこと、
波間に揺れるホワイトコーチのカラーが消えた瞬間も、鮮明に覚えています。
釣れたバスはそんなに大きくはなかったけれど、
携帯のなかった時代で写真も残っていないけれど、
その興奮は消えない記憶となり、30年以上経った今でも続いています。
当時から「BALSA50」の「ホワイトコーチドック」が大好きで、
高価なファイブオーはそんなにたくさん買えなかったけれど、
おかげでこの頃ルアーを買うときに選ぶカラーもホワイトコーチが多く、
ヘドンもアーボガストも「とにかくホワイトコーチ」という感じでした。
なので、このダイイングフラッターもやっぱりホワイトコーチ。
今でもファイブオーのホワイトコーチだけを集めたBOXを作ってしまうほど
このカラーが好きな私ですが、それなのになぜシンプルホープのルアーに
「ホワイトコーチドック」をラインアップしない(出来ない)のかというと、
「BALSA50」のそれを超える……のは、なかなか難しいとしても、
少なくとも私自身が同じくらい好きだと思えるような
オリジナルの「ホワイトコーチ」を、残念ながらまだ作れずにいるから。
バス釣りを始めた頃のファイブオーへの個人的な憧れもあると思いますが、
「BALSA50」以上に美しく、思わず見惚れてしまうような
「完成されたホワイトコーチ」に、私は未だ出逢ったことがありません。
いつかシンプルホープのルアーにも塗れるかな、塗れるといいな。
少々話が逸れてしまいましたが、
この年末は懐かしいルアー達に囲まれております。
「原点回帰」とか、そんな大袈裟なものでもないのですが、
来年はそういった懐かしいルアー達を久しぶりに使ったりしながら、
たくさん琵琶湖に通い、新しい制作に繋げていけたらと思っていますので、
引き続きシンプルホープを何卒宜しくお願い致します。
皆様どうぞ良いお年を!
シンプルホープ クラフト室 金谷直樹
]]>昨年辺りから「見れない(開けない)ホームページ」が
増えてきてる気がするなぁと思っていた私のパソコン、
久しぶりに更新しようとブログのページを覗いてみましたら、
全く操作できなくなっておりました。
……うちのホームページなのにっ(泣)
原因はよくある「対応しておりません」や
「サービスを終了いたしました」の類で、
この場合のちゃんとした解決策は決まってただひとつ、
「新しいパソコンに買い換える」のみ。良く知ってる。
基本的に物を大切に扱う方なので、
これまでパソコン側の不具合は全くありませんでした。
もちろん、ネット環境が穴だらけになってしまった今も、
それ以外の作業はサクサク行えております。
とは言え、ブログ更新ができなくなってしまったのは一大事!
そんな訳で……買いました、新しいパソコン。
本日はその新しいパソコンから初めてのブログ更新であります。
あ、古い方のパソコンにもまだまだ活躍してもらう予定です、
通信関係以外は購入した10年前と変わらない快適さであります。
さて、先のブログにて宣言(?)した通り、
その後何度か琵琶湖に出向いてはいるのですが、
昨年までのように「良いサイズ」がなかなか出てくれません。
例年通り夜釣りが寒くなるまで通うつもりでおりますが、
ちょっと焦ってしまいます。
そんな私を「まぁまぁ、そんな時もあるやん?」と、
労わるように出てくれたのがこの1本。
ナマズ、70cm。
なが〜い!
いや、長いのはそりゃ“ナマズ”ですからね、
それよりこんなに太った、というより、マッチョ(?)な個体を
私は初めて釣りました。写真で見るよりずっとムキムキマッチョで、
深夜に「さすがはマッチョナマズ!」「ナイスマッチョ!」と、
声をかけたくなるような強烈な引きでありました。
……なんやねん「マッチョナマズ」って。
大きな台風が通過しております、
皆様くれぐれもお気をつけて!
]]>
まだ少し肌寒かった5月の早朝。
ドライブがてらの釣りでバイトはなかったけれど、
この時間が無いと他の色々が頑張れません。
なので近い内に時間を確保して釣りに行きます。
「明日仕事あるからなぁ」とか、
「雨降りだからなぁ」とか、言い訳せずに。
]]>
検索での寄付は本日(3月11日)中のようですが、
ページを進むとお買い物も出来るようになっています。
さすが東北、美味しそうなものがいっぱい。
どんなアプローチでも構わない、
11年前の大震災から今日までにこの国で起きた様々な出来事、
東北の今、その先にある自分達の?これから?を
「知りたい」という気持ちが大切なのだと思います。
さて、私もまた自宅の防災バックや備蓄をチェックします。
備えは時世や自分の年齢によっても変化するもの、
今は除菌グッズやマスクなんかを追加しないといけませんね。
……新しいものと入れ替えた消費期限の近いカンパン
(氷砂糖入り)を開けるのが毎回のちょっとした楽しみ(笑)
皆様、あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
新しい工房が整ってくる毎に、
新しいルアーの構想もどんどん広がっています。
相変わらずのマイペース制作ではありますが、
2022年もシンプルホープを何卒宜しくお願い致します。
冒頭の写真は今年のシンプルホープの年賀状です。
年末のバタバタの中、デザイン室長がカッコ良く仕上げてくれました。
(しかも「刷り上がりに納得がいかない」と、今年は再印刷まで!)
モチーフは昨年発売の「Chorus」大正三色カラーですが、
リアの白いフェザーフックなど、工房(=私)仕様となっています。
デザイン室長ありがとう、この年賀状めっちゃ好きです、私。
ついでに私個人の年賀状(のイラスト)を今年もご紹介。
今年は“蚊”です。
寒いのが高所と同じくらい苦手な私が、
「暑い暑いと言いつつも、やっぱり夏が良かったなぁ」とか、
「蚊に刺された時の痒さなんて、この寒さに比べたらなぁ」とか、
年末にブツブツ言いながら制作しました。
余談ですが、滋賀県に4年間住んでみて驚いたことのひとつ、
「滋賀県(大津市)には、冬でも蚊がいる」
……いや、他の都道府県でどうなのかが分からないのですが、
滋賀県では12月になっても、1月になっても、2月になっても、
時々部屋の中に蚊が入ってくるのです、しかもちゃんと吸血するやつが!
なので年中アースノーマットが活躍していました。
さすがに夏ほどの数ではありませんし、あの素早さも無いのですが、
だからって気を抜いているとしっかり刺されるのです、そして痒い。
京都では11月末にはもう蚊はいないので、これには驚きました。
ちなみに、新しい工房では小さな「ハエトリグモ」が
あちこちウロウロしていて、それはそれは可愛いかったのですが、
11月辺りを境にすっかり姿が見えなくなってしまいました。
暖かくなったらまた出てきてくれるかなぁ、楽しみ。
シンプルホープ 金谷直樹
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先日、小さな流れ込みのある浜にて良いサイズ。
深夜1時、57cm。
体高のある奇麗なバス。
60cmには少し届きませんでしたが、
手前まで寄せてきてもジャンプを繰り返す、
とてもパワフルな魚でした。
このポイント、以前は釣り人なんて誰もいなかったのですが、
今回、数年ぶりに訪れると人気スポットになっておりまして。
で、次々と訪れる釣り人の多くが「ヘッドライト」を煌々と。
最近のLEDライトはとっても高性能のようで、
ハイビームの車でも来たのかと思うほど、
それはもう広範囲を遠くまで明るく明るく照らしてくれまして、
ほんとに……
……迷惑(笑)
なんでしょう、夜釣りに慣れていないのか、
それとも暗闇が不安だったり、恐かったりするのか、
まさか強い光りにバスが集まって来るとでも思っているのか、
釣りを始めても強烈なヘッドライトはずっとオンのまま。
……イカ釣り漁船じゃあるまいし。
そんな「ピカピカ頭」のままこっちを向かれた日には、
そりゃあ掛ける言葉も少々荒く汚くなってしまいますので、
せめて他の釣り人の方を照らすのだけは本当にやめて頂きたい(汗)
ヘッドライトの取扱説明書にもちゃんと書いてあったでしょう、
「ライトの光りを人や動物に直接向けないで下さい」って。
例えば深夜、住宅街に近いポイントで、大きな声で騒ぎながら
何人かで夜釣りをしている(←しかもいい大人)のも、
「ピカピカ頭」と同じくらいとっても残念な感じです。
大声や過度な明かりが原因で魚が釣れないのは自業自得として、
「人に迷惑をかけてはいけない」って、子供の頃に教わったでしょ?
さっき釣り上げた良いサイズのバスを思い返しながら、
ひとり用の小さなバーナーとケトルでお湯を沸かし、
暖かい飲み物でひと息つくのには最適な季節。
スマホカメラの性能(機能?)が過ぎるので
まるで明け方に撮ったような写真ですが、
実際には小さく青白いバーナーの炎以外、全くの闇です。
どういう仕組みでこんな写真が撮れるんだ、最近のカメラは。
釣りに限らずアウトドアは「ローインパクト」が基本的なルール。
昼間とはまた違った様々な魅力を持つ夜間のアウトドアですが、
視覚に頼れない暗闇に身を置くには、相応の知識と知恵が必要です。
慣れない? 見えない? 不安? そんなの当然、夜なんだから(笑)
日常や便利なもの達と距離をとり、不自由を味わうのがアウトドア。
なのに自分都合で夜を昼間のように明るくしようなんて本末転倒、
危険を回避出来る最低限の明かりで楽しめないようなら、
無理して夜釣りなんかせずに、安全な昼間の釣りをお勧めします。
以上、本日は「夜釣り」についてのあれこれでした。
※とは言え、夜行性動物のように夜目の利かない我々にとって
非常時の明かりはライフライン。いざという時にはガッツリ使えるよう
夜間のアウトドアにおいて各種ライトや予備電池の携帯は必須ですよ!
光量テスト中の「moon right eye」の写真。
暗闇や静寂を破らない。星の光りを遮らない。
きっとこれくらいの「明かり」が、
夜釣りには合っていると思うのです。
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本日は「Chorus」制作の後日談を。
テストモデルの一部を並べてみました。
これまで同様、たくさんのテストモデルを経て
完成に至った「Chorus」ではありますが、実はわりと早い段階で
概ね合格の形状やアクションに近付いてくれました。
そんな中、最後の最後まで頭を悩ませたのが
「ウエイトの振り幅」と「カップの形状」でした。
まず「ウエイトの振り幅」についてですが、
「ノックサウンドギミック」との兼ね合いもあり、
左右の振り幅に関して思っていたよりシビアな調整が必要でした。
ウエイトとリベットとの隙間を狭くすると姿勢は安定しますが、
狙っていたようなノックサウンドがどうしても出ず、
逆に隙間を広くするとノックサウンドはより強くなるものの、
ボディーの動きに対してのレスポンスが鈍くなってしまいます。
その上、ロールを伴いながらアクションする「Chorus」の
メインウエイトを左右どちらかに大きく移動させてしまうと、
それがイコール浮き姿勢となってしまい(汗)
これはこれでスイムの動き出しが良くなるという利点もあって、
実は「傾く」からイメージしたルアー名まで決めていたのですが、
テストの途中で「……やっぱり、傾いて浮くルアーってどうよ」と、
内部設計を最初からやり直し、リベットとウエイトの隙間は
姿勢・動き・音の全てが最も安定する「1mm」に設定しました。
ハードウッドを挟む左右のバルサに埋め込んだリベットの頭が
バルサの面(つら)に納まるように、二段加工してあるのが
見えますでしょうか。微妙な間隔をこの辺りで調整しています。
そして「カップの形状」。
ポッパーにとって最も(?)大切な「カップの形状」ですが、
狙った「ポップ音」とスイムの為に必要な「面」との、
最適なバランスを導き出すのに、なかなかの時間がかかりました。
ポップ音やその為のクビ振りに重点を置くとスイムが弱くなり、
スイムの為にカップ形状を整えると軽快なクビ振りアクションにならず。
特に下アゴに関しては、完成品のようなフラットなものや、
水面を滑りやすくする為に様々なアールをつけたもの(写真手前)など、
たくさんのテストモデルが存在します。
ラインアイの位置も含め、最終的にポップ音を発生させる部分と、
スイムの為のフラットな部分とのバランスが
上手くとれた形状に落とし込めたかなと思います。
「カップの形状」のついでに、もうひとつ。
完成した「Chorus」は上あご(上唇)が少し前方に出ているのですが、
カップの形状に試行錯誤している時、まっすぐにスパッと切ったような
平面カップのテストモデルもありました。
写真手前が「上あごの無い」平面カップです。
スプラッシュの出る方向や水の量に少々の違いがあり、
それらがより理想に近い「上あごの有るもの」で本制作に入ったのですが、
制作の手間が増えるこの選択をした一番の理由、実は……見た目(笑)
なんと言うか、上あごがあった方が“愛嬌のある顔”だったのです。
そんな「Chorus」も私の元から全て旅立ち、
ここからは末長く皆様のお役に立てることを願うばかりでございます。
トップコートが完了し、目玉待ちだった時の「大正三色」カラー。
模様(斑点)毎に別のテンプレートを使っていますので、個体によって
少しずつ表情が違っています。赤や黒の斑点模様がひとつ増える度に
ちゃんと「大正三色」になっていく(←そりゃそうですが)ので、
「コバス」カラーも然り、塗っていて本当に楽しいカラーでした。
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さて、直接お問い合わせを頂きました方にも同じ内容にて
お答えさせて頂いているのですが、「Chorus」の販売分は
全て各ショップ様へお送りさせて頂きました。
私の手元に残る分があれば、後日またこのブログにてご案内しようと
思っていたのですが、今回は早い段階で全て無くなってしまいました。
ホームページを確認させて頂きましたが、カラーによっては
まだご購入が可能なショップ様もあるようですので、
お取り扱いをして頂いておりますショップ様を再度ご案内させて頂きます。
(既に完売や時間差等での完売に関しましてはご了承下さいませ)
五十音順、クリックで各ショップ様の商品ページに繋がります。
●Oh! Chuck
http://ohchuck.blog46.fc2.com/blog-entry-1143.html
●OPA!
https://www.opa-fishon.com/SHOP/sh10819.html
●GIZMO
https://store.shopping.yahoo.co.jp/gizmo-y/sh0819cr.html
●SAURUSKING
http://www.brownny.com/bass/simplehope/main.html
●Y・STYLE
http://www.y-style.info/index.html
実はHPだけでなく「Yahoo!ショッピング」の方に
出品して頂いておりますショップ様もございます。
こちらの方ではまだカラーも選んで頂ける場合がございますので、
ご希望のカラーをお探しの方は一度ご覧頂けたらと思います。
(それにしても各色残り1〜2個程度と思われますので、
このブログをご覧になられた方、是非お急ぎ下さい!)
以下「Yahoo!ショッピング」にて
『シンプルホープ』で検索して下さい!
『Yahoo!ショッピング』
https://shopping.yahoo.co.jp/?sc_e=ytmh
「Yahoo!ショッピング」には「Chorus」だけでなく、
残り僅かですがあのルアーも……お探しだった方はチャンスです!
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本日は「Chorus」に関するちょっとしたお話を。
ひとつは“ラインアイ”の位置に関して、です。
ご覧の通り「Chorus」のラインアイの根元には、
小さな「カップワッシャー」が付いております。
これ、初期段階のテストモデルには無かったもので、
実際、有っても無くてもアクションには影響していません。
カップワッシャーを内向きに取り付ける際には、
必要以上にトップコーティングを傷つけないよう、
いつもよりずっと慎重に作業を進める必要があり、
なんなら手間だけ増えちゃった感じもするこの仕様、
実はちゃんと意味がありまして。
上の画像/カップワッシャー有り
下の画像/カップワッシャー無し
カップワッシャーが付いている方のラインアイが、
ほんの少しだけ前方に出ているのがお分かりかと思います。
皆様がどのようなラインやノットを使用されているのか
分からないのですが、例えばポッパーや、リップのあるルアーの
深〜いところに付いている小さなラインアイに
ラインやスナップを通す時……イライラしませんか?(笑)
私は普段、PEライン&スナップを使用することが多く、
しかも夜間はライトを使わず手探りでルアー交換を行なうので、
奥まったラインアイがそれはそれはストレスでして。
「Chorus」の口は2段構造で、使用するスナップによっては
スッと取り付けられない場面がありましたので、
テストの割と早い段階でカップワッシャーを使用し、
アクションに影響の出ない範囲で僅かではありますが
ラインアイを前方に移動しました。
この僅かな差によってストレスは一気に解消、
スナップを使用していれば暗闇でも指先の感覚だけで
スッとルアー交換することが出来るようになりました。
ラインアイを前方に移動するにあたってカップワッシャー以外に
金属製のビーズや細い金属パイプなんかも検討してみたのですが、
なんか……大袈裟(汗)最終的に「言われないと気付かない」ほど
馴染んでくれるカップワッシャー仕様となりました。
……で、言わないと絶対に気付いて頂けないので本日ご紹介(笑)
もうひとつ、お話を。
ベノムカラーだけにセットしてありますミニプロップに関して。
「Chorus」のアクションは主に「首振り」と「スイム」なのですが、
どちらのアクション時にも効果的に機能(回転)するように
薄くて軽いプロップを使用しております。
ただ「薄くて軽い」は「変形しやすい」ということでもあり、
このプロップは「激しい着水」程度でも変形してしまう可能性があります。
もちろん「変形しやすい」故に、曲がっても簡単に修正が出来たり、
なんならその場で自分好みの角度に曲げてみたりも容易に出来るのですが、
同じ部分で曲げを繰り返してしまうとご存知の通り「金属疲労」によって
大きく破損してしまうこともあります、くれぐれもお気をつけ下さいませ。
ちなみにプロップの「ひねり角度」は、
首振り重視の方は「浅め」、
スイム重視の方は「深め」が私のお勧めのセッティングです。
(※出荷時はその「中間」のひねり具合に調整してあります)
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今日は「Chorus」で釣った特別な1匹をご紹介。
釣り場、ポイント、時間帯、ルアーのカラー、アクション、
バイトのタイミングや引きの強さ、そして魚のサイズ等々、
こちらの狙い通りにはそうそう全てが揃ってはくれませんが、
だからこそ全てが思い描いた通りに叶ってくれた時の1匹には
釣り人として言葉に出来ない嬉しさや誇らしさのようなものを
強く感じてしまうもので。
出発前から決めていたポイント、ルアーは出来たばかりの「Chorus」。
両目を怪しく光らせた夜間専用カラーの「レイトショー」を
流れ込みからの強い水流と少しクロスさせるようにロングキャスト。
着水してすぐに1回目の首振り、そしてポーズ。
移動はほとんどさせず、その場で数回繰り返す丁寧な首振りとポーズ。
そしてそこから突然のアクションの変化。
「Chorus」を1.5mほど素早くスイムさせたところで巨大な捕食音、
と、同時にすぐに大物だと分かる強烈な引き。
いつもより時間をかけて上がってきたのは52cmの美しいバス。
「Chorus」の唐突な動きの変化に“追い食い”のような状態になった
バスの大きな口には、吸い込みバイト対応としてセットしてあった
フェザー仕様のリアフックがガッチリ。
ついでにレイトショーだけの「crescent(三日月)mark」が
思惑通りと小さくドヤ顔(笑)
大きな魚も、たくさん釣れるのも本当に嬉しいけれど、
それが「思い描いた通りの1匹」ならもっと嬉しい。
バス釣りを始めて気付けば30年、
忘れられない1匹がまた増えました。
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店名クリックで各ショップ様のご予約ページ、
もしくはトップページに繋がります。
●Oh! Chuck
http://ohchuck.blog46.fc2.com/blog-entry-1143.html
●OPA!
https://www.opa-fishon.com/SHOP/sh10819.html
●GIZMO(GIZMOヤフー店)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/gizmo-y/sh0819cr.html
●SAURUSKING
http://www.brownny.com/
●Y・STYLE
http://www.y-style.info/index.html
(HPより「ワイスタニュース」にお進み下さい!)
GIZMO様からは「Chorus」の制作中にタイミング良く
ご連絡を頂き、今回からお取り扱いして頂けることとなりました。
手塚様、お声掛け頂きありがとうございます!
先のブログでも少し触れましたが、今回は制作数が少なめで、
いつも以上に各ショップ様からのご希望数にお応え出来なかったり、
カラーによっては既に予約完売していたりと、
作り手としては有難い反面、大変心苦しい状況です(泣)
ほとんどのショップ様では先着順となっているようですので、
ご希望のカラーは是非お早めにご予約頂けましたらと思います。
本日はパッケージの準備を粛々と。
「Chorus」のサイズに合わせて発注した紙のパッケージ、
本日そのひとつひとつにロゴスタンプを押しています。
スタンプ特有のちょっとした掠れや傾きもデザインのひとつ。
基本は上面ですが、時々(気まぐれに)側面にスタンプしてみたり。
また、今回もどこかしらに「ピラルクースタンプ」が潜んでいる
パッケージを、何個か混ぜてランダム発送致します。
ピラルクーはどこにいるのか、いないのか、
1匹なのか、2匹なのか……もう私にもわかりません(笑)
その辺りも是非お楽しみに!
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『mi_YMZ/ミミック・ユウマズメ(画像左)』
『mi_AMZ/ミミック・アサマズメ(画像右)』
これまでもカラーリングの一部に使用してきた「分光性塗料」ですが、
光源の種類や光量・見る角度によって多くの色に変化するこの塗料は
私の経験上、本当に良く釣れるカラーで、今回はその「分光性」を
「これでもか!」というくらい全面に主張したカラーを2つラインアップ。
カラー名の由来は「ベイツ型擬態」の「モデル」と「ミミック」。
※「ベイツ型擬態」例えば本来毒を持たない種が、毒を持った種に
自らを似せて身を守る擬態様式の一種。この場合、毒を持った種を「モデル」、
毒を持たない種を「ミミック」と呼ぶ。
数ある擬態様式の中で最も有名なベイツ型擬態ですが、
小難しい話は置いておいて「ミミック=擬態」と解釈して頂ければ。
環境に合わせて様々な色に変化するこの「分光性塗料」はまさに巧妙な擬態。
カラー名の頭に「mi_」と表記しています。
今回は変化パターンの異なる2種類の「分光性塗料」を使用。
「ユウマズメ」はブルーからパープル、ピンクへと変化、
「アサマズメ」はピンクからオレンジ、ゴールドへと変化します。
……ん〜、言葉にするとなんかちょっと違うのですが(汗)
これはもう是非是非実際に太陽光の下でご覧頂きたい!
ちなみに「ユウマズメ」「アサマズメ」というネーミングではありますが、
これはあくまでカラーイメージ、必ずしも朝夕だけのカラーではありません。
カンカン照りの日中や、その時間帯のシェード狙いなんかはもちろん、
ナイトでもしっかり活躍するマルチなカラーです。
mi_YMZ・mi_AMZ、共に口はボディーカラーを邪魔しない真っ黒、
ロゴは差し色のホワイト。
『CB/コバス』
数年前、琵琶湖のとあるポイントで、同行者と同じタイプのルアーを
使っているにも関わらず、バスカラーだけが釣れ続ける、
ということが何度もありました。本当の理由は魚にしか分かりませんが、
それ以来シルバーベースのバスカラーは私の中で信頼出来る色のひとつです。
リアルカラーではなく、少し懐かしい感じのバスカラーがコンセプトですが、
胸と腹で濃さの違うヒレや、強い光りの下で光る金のウロコ模様など
実際のバスをイメージしてデザインした部分もあります。
「バス」ではなく、群れで泳ぐ「コバス」と設定したのも
今回のポイントのひとつ。幼魚特有のきめ細やかな銀色や、
ルアーのサイズと相まって親しみのある「コバス」になったと思います。
口はこちらも少し懐かしい感じのオレンジ。
ベースのシルバーのおかげでキラキラオレンジとなっています。
ロゴはベージックな黒。
『T3/大正三色』
「Chorus」の形状から、割と早い段階でラインアップに上がっていた
錦鯉カラー。せっかくなので品種も設定してみました、大正三色。
ちなみに「昭和三色」という品種もあるのですが「大正三色」との違いは
黒い模様の多い・少ないだけのようです。今回は黒い模様が比較的多い
「大正三色」です。パールベースの上に赤と黒の模様を重ね、
その上に再びパールを大きめのウロコ模様で重ねていますので、
角度によってウロコが光ったり光らなかったり、使っていて楽しいカラー。
白・黒・赤のコントラストで視認性も高め。
鯉の口ならこれしかない、淡いピンク色。
ロゴはゴールド。下から見た時、サイドに少しだけ赤や黒の模様が
見えるのが地味にお気に入りポイントです。
『V/ベノム』
ベノム/Venom=毒
毎回ラインアップに派手派手カラーが欲しくなるのですが、
今回蛍光塗料を全面に使ったカラーリングをデザインする時に
ちょっと仕掛けが欲しくなり……毒を盛りました(笑)
左右非対称デザインの両目からも、大きく開いた口からも
何かしらが……ですが、はたしてこのルアーが毒を飲んだのか、
それともこのルアー自体が毒を持っているのか、
色々と想像しながら使ってみて欲しいカラーです。
全面蛍光ピンクは今回のカラーラインアップの中で
(特に朝・夕方などローライト時に)最も視認性の高いカラーです。
また、このカラーのみ「派手派手」というカラーコンセプトに従い
よりアピール度の高いミニプロップ仕様となっております。
ロゴのカラーは黒、ボワッとした蛍光ピンクを引き締める役割です。
『LS/レイトショー』
昔から「夜は黒いルアー」と言われていますが、
私もいつの間にかそれを信じていたひとりでありまして、
もちろんそれはこれまでの経験や実績の上で信じているのですが、
今回ナイトに特化したカラーを考えた時にやっぱり「黒だな」と(笑)
でも、ただの真っ黒はバス用のルアーとして、作っていても使っていても
なんだか物足りない感じがしてしまうもの。
そこでボディーの両サイドからバルサの木目が青く透けて見える
シンプルホープ流の「ナイト専用カラー」で塗ってみました。
名前は「レイトショー」、写真では少々伝わりにくいとは思いますが、
黒から青緑へのグラデーションの中心にバルサの木目が透けて見えます。
この手のカラーはもう少しグラデーション(木目)の面積を広く
設定しても良いのですが、なにしろスタート地点が「真っ黒」
だったもので(笑)今回はあえて控え目な面積となっています。
リアフックには「Panic」のHM(ハーフムーン)カラーに採用して、
とても効果のあったフェザーフック(トレブル)を使用(※LSのみ)。
夜間のナマズの吸い込みバイトもなんなくフッキング出来ます。
白いロゴの後ろには金色の「crescent(三日月)mark」、
レイトショーカラー専用のワンポイントです。
また、このカラーのみ蓄光塗料によって暗所で青白く光る
「moon light eye」仕様(初登場)となっております。
発光面積が狭い6mmの樹脂アイからの光りには、
夜間にキャストして視認出来るほどの強さはありませんが、
暗闇に怪しく目を光らす姿をイメージしながら使うと
なんだか楽しくなる、ちょっとした仕掛けです。
で、散々「ナイト専用」とか言っておいて、実は日中にも強いこのカラー、
口回りに塗装したグリーンパールが太陽光でキラキラと光り、
見失いがちな黒いルアーの位置を教えてくれます。
以上、間もなくご予約の始まる「Chorus」のカラー詳細を
ご紹介させて頂きました。皆様、通われるフィールドも釣りのスタイルも
きっと様々、今回も色んなバリエーションでカラーリングしてみましたので、
お気に入りのカラーが見つかる事を願っております!
〜追伸〜
あかん……パッケージのロゴスタンプまだ押せてへん!(笑)
シンプルホープ 金谷直樹
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先に取り急ぎで広告のみをアップ致しましたが、
本日(もう昨日ですが)各ショップ様へのご案内と
サンプルを発送させて頂きましたので、
このブログでも新作「Chorus」をご紹介させて頂きます。
小さな画像ではカラーの具体的なところまでは
ご覧頂けないと思いますので、全6色の詳しいカラー紹介は
また近日中にこちらにアップさせて頂きたいと思います。
ですのでいつも通り「ええから早よカラー見せんかい!」
「細かい説明はええねん、使ったら分かる!」という方は
カラーチャート(4枚目の画像)までお進み頂き、
後日アップ予定の詳しいカラー紹介をお待ち下さいませ(笑)
以下、広告4枚は画像クリックで拡大表示が出来ます。
印刷用の細かい文字が並んでおりますので(汗)
「Chorus」は基本的な動きはもちろん、操作の組み合わせによって
バスに色んなアプローチが出来るシンプルホープ初のポッパーです。
2019年から琵琶湖でテスト繰り返し、本制作に入ったのが2020年、
そこから隙間を見つけては作業を進め、今年の春にカラーリング行程の
途中で京都にお引越し、新しい工房を急いで整えてカラーリングを続け、
ようやく完成しました。いやぁ〜、今回も長かった!
その甲斐あって扱いやすく、よく釣れるルアーに仕上がったと思います。
欲しかったんです、こういうポッパーが(笑)
広告では使わなかった画像を少々。
「Chorus」のコンセプトやテスト行程・制作行程のお話など、
例によって発売日以降の「後日談」にてまたお話させて頂けたらと
思っています。ここからは検品を兼ねたパッケージングであります。
長く工房に一緒にいたので、棚が空になるのがちょっと淋しい感じです。
そうそう、発売は8月末の予定ですが、近日中に各ショップ様での
ご予約が始まるかと思われます。今回は少々制作数が少なく、
いつも以上にご希望の個数やカラーをご準備出来ない可能性がございます、
お取扱いを頂けるショップ様は確定次第こちらでご紹介させて頂きますので、
お気に入りのカラーが見つかりましたら是非お早めにご予約下さいませ。
宜しくお願い致します!
シンプルホープ 金谷直樹
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新作「Chorus(コーラス)」の詳細は近日中に!
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完成が遅れに遅れておりました新作ルアーですが、
仕事の隙間にコツコツと作業を進め続けた結果
間もなく完成というところまで来ました!
今回は一部のカラーでパーツの仕様が少々異なるので、
いつも以上に慎重にパーツ組みを進めました。
パッケージの準備、広告のデザイン、その為の撮影、等々、
発売までにやるべき事がまだいくらか残ってはいるのですが、
あと少しで各ショップ様へのご案内と、このブログでの
ご紹介が出来そうです、どうぞ今しばらくお待ち下さいませ!
本日の1枚、
シンプルホープが初めてルアーを発売した2009年からずっと
同じ方法でひとつひとつ手作りしている「3層水色樹脂アイ」。
型となるシリコン素材や、木製の治具に若干の改良はあるものの、
相変わらず量産の出来ない方法で作り続けております。
例えばバルサの種蒔きから始めるのはさすがに無理だとしても、
ルアーは可能な限り全て自分で作りたいという
難儀なこだわりもまた相変わらずであります(笑)
さてさて、我が家では本日も工事の音が響いております。
5月に引越しを終えてからあっという間に3ヶ月が経ち、
やるべきことは変わらず山積みで、仕事的にも気持ち的にも
落ち着くのはまだまだ先になりそうなのですが、
せっかくなのでこんなバタバタの時間も楽しみつつ。
それにしても……暑い!
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先日、シンプルホープ・クラフト工房の拡張と、
新事業スタートの為、事務所を引っ越し致しました!
事後報告になってしまい申し訳ございません、
4年過ごした滋賀県から、地元京都に帰って参りました。
(関係者の皆様にはもう少し落ち着きましたら
あらためて引越しのご報告をさせて頂きます)
前回のブログ更新の後、新作ルアーの進行状況などを
少しずつでもお伝えしたかったのですが、
昨年から続いていた(そしてまだまだ続く)新事業の準備、
ルアー制作にデザインのお仕事、工房の解体や引越し作業、
更に4月からは大学での授業も始まり、
楽しかった滋賀県での思い出を名残惜しく振り返るどころか、
2月末辺りからの記憶があまり残っておりません(汗)
そしてそのままの感じで先日引越しの日を迎えてしまいました。
まだほとんどの物がダンボールに納まったままでありますが、
引越しから今日まで新しい工房(まずは塗装室)の準備だけは
優先的に進めてきましたので、作業はあと少しで再開出来そうです。
実はカラーリングまでは引越し前に終えている予定だったのですが、
私の見通しが甘かったせいでカラーリング途中のルアーを
滋賀から京都までドキドキしながら運ぶことになってしまいました、
慎重に慎重に、なんとか無事に運び終えてひと安心です。
引き続き作業を進め、できれば今月中に新作の完成と、
皆様へのご紹介、各ショップ様へのご案内が出来ればと
思ってはいるのですが、それにはまだまだやるべきことが……
あぁ……とにかく、出来ることから順に頑張りますっ(汗)
当分の間は作業中に「アレどこや、どのダンボールに入れたっ!?」が
多発しそうですが、新しい工房に早く身体が馴染んでくれますように。
そして「新しい事業」に関しましては諸々もう少し整ってきましたら
また詳しくご案内させて頂きます、こちらもまだまだこれからです。
徒歩数分だった琵琶湖が少々遠くなってはしまいましたが、
4年間フィールドにガッツリ通い、積もりに積もったアイデアを
京都で順にカタチにし、ここから皆様にたくさんお届け出来ればと
思っております、本当に楽しみです。
……ま、遠いといっても車ですぐなんですけどね、琵琶湖(笑)
京都生まれのこの子も無事に帰郷しております。
水槽に近付くとワサワサ〜と寄ってきて益々可愛い。
そして益々青い。
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今年は道教え(ハンミョウ)、昔から好きな昆虫です。
無礼なウイルスと国の愚策に翻弄された1年でした。
世界中でまだまだ大変な状況は続いており、
思うことや言いたいことを挙げればキリがありませんが、
己を律し、我慢と努力を重ねてきた人がちゃんと報われるような、
今年はどうかそんな1年となりますように。
ドライブ中に出逢った美しい夕日、
いいことありそう。
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大丈夫じゃないのは肝心のルアー制作、
なんと半年近く完全に滞ってしまいました、無念っ!
それにしても、なんともやるべき事の多い年でありました。
(あ、なんかもう今年を締めくくろうとしてるな)
やるべき事が多いのは有難いことなのですが、ここ数ヶ月は
全てのバランスを上手く維持することが出来ませんでした(泣)
更に7月末から、ある「学校」に通い始めるという
このタイミングで我ながらなかなかの無茶をやらかしてしまい、
その学校に関しては10月末に滞りなく卒業し、
普段教えるばかりの私は、学生として「授業をうける」という感覚や、
試験前の緊張感を数十年ぶりに思い出し、新鮮な日々だったのですが、
おかげでルアー制作のブレーキに拍車がかかってしまいました。
今しばらくはバタバタの余韻が続くのですが、
年末からようやくルアー制作を再開出来そうです。
行程としましてはいよいよカラーリングがスタート。
新作のカラーラインアップもほぼ確定しておりますので、
あとは丁寧に色を重ねる作業です。
シーズン中から満足に釣りに行けなかった私にとっては我慢我慢の年。
恒例の「今年の釣果」ご報告も、規模を縮小してお届け致します。
61cm
数年前、初めての60overを釣り上げた時と同じビッグバド(大音量改)、
久しぶりに持ち出して投げてみたら1投目でまたしても60over!
大音量改造が効いているのか、この個体だけに特別な何かがあるのか、
魚に聞いてみないことにはどうにもわからない部分であります。
ちなみにこの魚を釣り上げたのは、私がまだ高校生だった頃に
はじめての50overを釣り上げた、それはそれは思い出深いポイント。
ルアーはザウルスのスピナーベイドンでした。
58cm
同日、その思い出深いポイントで数時間後に来た50over。
ルアーはトップではなくミノー。ミノーをトップ的に使っていたのではなく、
意図的に喰わせのジャークをしていたので完全にミノー(笑)
フロントフックが口に、リアフックが胸びれの辺りに刺さっていて、
わりと序盤のエラ洗いでフロントフックが口から外れたものだから、
そこからはいわゆる「スレ掛かり」状態、それはもうえげつない引きでした。
60cm近いバスのスレ掛かり、すぐ手前まで寄せてきてもなお強烈な引き、
20lb程度のナイロンラインでは釣ることの出来なかった1本かも知れません。
えっと……以上! 少なっ!
良いサイズで、しかも写真に残っているのはこの2本だけでしたっ。
今年の我慢の数々が、来シーズンの良い釣果に繋がると信じ、
まだ12月だというのに早く暖かくなることばかりを願っております、
寒いの嫌い。
さて、年内にもう1回くらいはこのブログを更新出来たらいいなと
思ってはいるのですが……年明けかな……どうかな(汗)
年内更新が無ければ、黙々と塗装作業を進めていると思って下さい(笑)
シンプルホープ 金谷直樹
]]>前回のブログ更新後、世の中があっという間に大変な状況になり、
その大変さは今現在も継続中なわけですが、
皆様が変わらず元気に過ごされていることを切に願います。
今回の新型コロナウイルスの影響は
私の努めている各大学にも多いに及んでいて、
例年とは違った様々な慣れない準備を延々と続けていた為、
進行中のルアー制作や、このブログの更新など
予想を遥かに超えるスケールで滞ってしまいました。
この3ヶ月の間、隙間を見つけて進めてきたルアー制作ですが、
現状としましてはあと少しで下地の処理が完了し、
その後はいよいよカラーリングの行程へと進める感じです。
とは言え、まだしばらくの間は様々なお仕事が重なり、
ルアー制作だけに集中出来る状態にはならなさそうですので、
この先も通常よりゆっくりな制作進行になるかと思います。
新作を出来るだけ早く皆様にご案内出来るように努めますので、
何卒今しばらくお待ち下さいませ!
話は変わり、
昨日、うちのポストに「例のマスク」が投函されておりました。
国が466億円を使って役立たずのマスク2枚を配ると聞いた時、
皆様同様「正気の沙汰ではない」と思ったのですが、
今さらのように届いた実物を目の前に、あらためて……
……(色んな意味で)どうしてくれんねん、コレ。
この状況下で配達して頂いた郵便局の方に感謝しつつも、
世紀の大愚行に溜息しか出てきません。
自粛生活は個人的にそれほど苦にはなりませんでしたが、
ミニミニマスクをつけて会見するあの顔をテレビで見る度に、
そいつの「迅速に」「早急に」という浮薄な嘘を聞く度に、
やり場のないムカムカやイライラが静かに積もり続ける日々。
でも例えば、最前線の医療従事者の方々のそれと比べれば
こんな怒りなどたいしたことはないと自分に言い聞かせながら、
自分に出来ることを引き続き頑張ろうと思います。
うちにやってきてから10回目の脱皮に成功。
水槽を洗う時にステンレスボウルに移すと食材みたいに見えます(笑)
奇麗な体色を眺めていると、心の刺がいくらか消えてゆきます。
]]>
今なお避難生活を余儀なくされている人が約4万8000人、
ここから30年以上かかると言われている原発の廃炉作業。
いつ、どんな災害が起きても不思議ではない今の日本で、
物質的な備えも大切ですが、それ以上に、
私達にはきっと心の準備や覚悟が必要なのだと思います。
あたりまえの生活の中で、今日という日くらいは
“生きる”について少しだけ思ってみても良いのでは。
Yahoo!『3.11特設ページ』
https://fukko.yahoo.co.jp/?fr=top_evt311_pc
昨年同様「3.11」と検索するだけで出来る応援があります。
]]>とは言え、ルアーのお話が何もないのはやっぱりあかん、ということで、
本日はシンプルホープルアーの「亜種」についてのお話を。
新しいルアーを制作する時、アクションやサウンド(そしてカラーも)は
最初に決めたコンセプトに基づきテストを繰り返していくのですが、
その過程で「あっ……」と、新しい発見が多々あります。
それがあまりに大きく魅力的だと最初のコンセプト自体を変更することも
たまにあるのですが、困ってしまうのは「どちらも捨て難いほど良い」場合。
この場合は本制作まで悩みに悩んでどちらかを選択することになりますが、
「捨て難い」ことに変わりはなく、そこで発売には至らなかった方も
「亜種」と名付けて資料用に極少量だけ本制作することにしています。
例えば……
●「Panic」のジッパーサウンド音量
どの程度大きな音を出すか出さないかで散々悩んだ結果、
商品には魚にもユーザー様にも分かりやすい「大きめサウンド」を
採用したのですが、実はテスト中に「控えめサウンド」が有効な状況に
何度も遭遇したので、数本だけ本制作。
だったり、他にも……
●「Relax」のテールパーツ
商品には当初のコンセプト通り“プロペラ”がセットされていますが、
ナイトで活躍したハイアピールモデルとして“金属ブレード”を
少し変わった位置に複数枚セットした個体を数本だけ本制作。
だったりするのですが、
最新作「Shake」ではこんな「亜種」を制作していました。
「Shake」亜種/アルミリップ仕様・超スローシンキングモデル
見た目的にはリップの素材が商品で採用した「基盤素材」ではなく
1mm厚のアルミになっています。見えないところではウエイトの重さや
位置を少々変えています。もともと浮力ギリギリまで重く設定していた
「Shake」ですが、この「亜種」は着水後かなりゆっくりと沈んでいきます。
水中での使用を想定したものではなく、操作によってボディーをどれだけ
水面から出して(もしくは出さずに)泳がせるかを決められるというもの。
左が通常の「Shake」、右がアルミリップの超スローシンキングモデル。
着水同時に巻き始めれば通常の「Shake」より水を多く被りながら泳ぎ、
着水後ほんの少し間をあけて(沈めて)巻き始めれば、完全に水中に入った
ボディーが激しいロールアクションで水を水面まで押し上げ、
それによって独特な“モヤモヤとした引き波”を発生させます。
これは早く巻いても潜らない通常の「Shake」では出来ないアクション。
しかもなかなかのレンジキープ力(笑)で、あまり慎重に巻かなくても
浮き上がることなく一定の引き波を演出することが出来る優秀さ。
もちろん、水中でのロールアクションもキレキレです。
ただ、トップ“風”に使えるとは言え、そしてたとえ“スロー”とは言え、
このルアーはやはり「シンキングルアー」。
金属リップの見た目もゴツくて個人的に好みではありましたが、
今回は「亜種」と位置付けて数個だけの本制作に留め、
本来の「水面での激しいドッグシェイクアクション」を楽しんで頂ける
“トップ専用”ミノー「Shake」をお届けさせて頂く運びとなりました。
そんな訳で、今後もテストの段階でたくさん出現するであろう「亜種」を
またこんなふうに皆様にご紹介出来ればなと思っております。
]]>
本年も何卒、宜しくお願い致します。
今年は新しいコトを始める為の準備を進める大切な1年となりそうです。
初の取組みですのでまだまだ月日はかかりますが、
纏まってきましたらこちらでもご案内させて頂ければと思います。
もちろん、ルアーの方は今年も溜まりに溜まった頭の中のアイデアを
ひとつでも多くカタチにして皆様にお届け出来ればと思っております。
昨年10月に発売させて頂きました「Shake」の制作と並行して
黙々とテストを進めてきた次回作。無事に最終テストをクリアし、
昨年末から量産の為に必要な木材をあちこち探し回っておりましたが、
ようやく必要数の「良いバルサ」が揃いましたので、
新年早々作業を進めております。
今回のルアーも内臓の仕込みになかなかの手間がかかりますが、
最も時間がかかるのは「(いつものことながら)ハンドカービング」です。
ずらっと並んだ木材を眺めつつ「これ、また全部手で削るのかぁ……」と、
うっかりぼやいてしまいそうな気持ちを堪えつつ(笑)
名前もまだ未定ですが、少しでも早くご紹介出来るように頑張ります!
シンプルホープ 金谷直樹
]]>
高知県/リザーバー/SimpleHope Relax(グリッターハナムグリ)
Relaxの真骨頂「タダ巻き」にて立派なバス!
以下、野村様より想像するだけでワクワクするようなコメントです。
「ペラが回るか回らないかぐらいのヨレだけで誘う速度。
少し沖目で真下からゆっくりバスが浮上してきて、
咥えこむようなこの時期特有の静かなバイトをしっかりフッキング。
全部丸見えで、してやったり! 気持ちよかったです。」
バスの活性に合わせて巻き速度(=アクション)を変えて誘うRelax、
その特徴を真っ先に、しかも的確に捉えて頂いたのは野村様でした。
そして今回、実際にこの釣果……シビレタッ!!
琵琶湖では気温も水温もすっかり下がってしまい、
風が強いと日中でも長時間は辛いくらいの寒さに。
私自身は新作テスト以外では納竿寸前だったので、
野村様からご連絡を頂いた時は本当に興奮してしまいました。
しかもこの日は更にもう1本釣られたとのこと、
釣りの上手い人はこんな状況でもちゃんと結果を出せるのか……(汗)
納竿はもう少し先にして、私もまだ諦めずにフィールドに通います。
野村様、お忙しい中いつも本当にありがとうございます!
シンプルホープ 金谷直樹
〜追伸〜
お写真、胸元の「50」になんだか嬉しくなってしまいました(喜)
]]>
SAURUSKING
http://www.brownny.com/
「Shake」のご注文ページはこちら!
http://www.brownny.com/bass/simplehope/main.html
そう、あの“ザウキン様”でございますっっ!(喜)
先日「Shake」各色を発送させて頂き、
これにて私の手元から無くなったカラーも複数となりました。
全色から選べるのはおそらくこれがラストチャンス、
お探しのカラーがございましたら是非お急ぎ下さいませ!
SAURUSKING様へは新作のご案内をさせて頂く私のタイミングの悪さで、
前作・前々作と残念ながら商品をお送りさせて頂くことが出来ず、
更に今回も発売日より少し遅れての発送となってしまいましたが、
それでも快く「送って下さい」と言って頂けました。
久しぶりにシンプルホープのルアーをお取り扱いして頂くにあたり、
SAURUSKING 小野山様とのメールのやり取りの中で
ものづくりに関してのたくさんの貴重な、温かい言葉を頂戴しました。
その内容をここでご紹介出来ないのが本当に残念ですが、
小野山様の言葉(文章)にはいつも不思議なチカラがあって、
それは小野山様が対峙する人と全力で向き合っておられるからだと
思うのですが、こちらまでレーザービームのようにまっすぐに届く
その強いチカラに、私はいつも打ち抜かれてしまいます。
そんな小野山様の文章は、SAURUSKINGのHP(ホットライン)でも
拝見することが出来ます。本日は「Shake」についても
触れて頂いておりますので、皆様も是非!
(ちなみに私は文章をコピーしてしっかり保存しました)
ザウルスキング ホットライン
http://www.brownny.com/50hotline.htm
「良いモノは100年生きる」
ルアーに限らず“ものづくり”に携わるひとにとっては、
考えれば考えるほど、字面で捉えるよりずっと深い言葉です。
小野山様、本当にありがとうございます!
気温や水温が下がり秋の釣りが出来る日数も残り僅か、
そして「Shake」もいよいよ残り僅か(笑)
宜しくお願い致します!
シンプルホープ 金谷直樹
]]>さて、発売日を迎えましたので恒例の後日談です。
以前のブログにて少しお話しました「新しいチャレンジ」とは、
フラットサイドルアー、それも水面でキレキレの
ロールアクションをするルアーの制作のコトでした。
広告にもありました犬が濡れた体をブルブルと回転させる
「Dog Shake」を最初にイメージした時から、
思っていたよりずっと困難な道が待っておりました(笑)
完成したものはとってもシンプルな形状で、
「あっという間に出来てしまった感」さえ出しておりますが、
そこに至るまで本当にたくさんのテストを繰り返しました。
一部をご紹介。
これ以外にも(とてもお見せ出来ないようなものまで)
まだまだたくさんあり、これまでで最も多くのテストモデルを
制作したように思います。というか、失敗続きで(汗)
ある程度は動く、悪くない、でも「Dog Shake」ではない、、、
ずっとそんな繰り返しでした。
ウエイトの配置も何度修正したか分かりません、
スタート時点ではこんなにシビアだとは思ってもみませんでした。
フラットサイドという形状や使用するリップの大きさから、
ある程度の重さが無いと遠投出来ず「使い物にならない」ことは
すぐに予想出来たので、必要な浮力やアクションを確保できる
ギリギリのところまでウエイトを仕込んであるのですが、
これがまた完成までの道のりを困難にした理由のひとつでした。
ボディーが軽いとアクションは比較的簡単に軽快になりますが、
重いボディーでキレキレの「Dog Shake」を再現する為には
ミリ単位以下のウエイト位置調整が必要でした。
そして広告でもご紹介していた基盤素材によるリップ。
これも一部のご紹介になりますが、ボディー形状やウエイトの配置と併せ、
「……無限か? これ、無限なんか?」と思ってしまうような
多くのパターンの中から自分なりの「正解」を導きだすまでに
かなりの時間を使ってしまいました。
最終的に納得のいくカタチで完成した「Shake」ですが、
そこに至るまでは「しばらくフラットサイドはやめとこう」と
思ってしまうくらいの長〜い道のりでした。
しかしながら、フラットサイドのルアーが持つ強い集魚力は
これまでの釣りを通して私も実感しておりますので、
またいつかチャレンジしたいジャンルでもあります。
「Shake」の制作途中で思いついた案もいくつかありますので。
……まぁ、でも、しばらくはやめとこう(笑)
〜奥の手アクション〜
リトリーブ速度を変えてシンプルに使って頂きたい「Shake」ですが、
じつは奥の手(?)アクションとして「クビフリ」がございます。
この「クビフリ」が普通のそれとはちょ〜っと違いまして、
まるでカップを備えたポッパーのような「ポップ音」を発生します。
速度を変えたリトリーブにこの「クビフリ(ポップ音)」を
交えることで、より多彩にバスにアプローチできますので、
少々のコツが必要ですが是非チャレンジしてみて下さい。
ご予約期間が過ぎてからご覧になった方、
カラーによってはまだ間に合いますので
是非ショップ様にお問い合わせ下さいませ!
シンプルホープ 金谷直樹
]]>……ちょっと違うのですが(笑)
「ふざける」ほど強くなくて、「おどける」ほど可愛くない感じ。
今回は普段しないような「ちょけたカラーリング」をしたので、
なんだかどんどん楽しくなってきて、ちょけた撮影までしてみました。
もう、ただのかまぼこ(笑)
「Shake」のご予約がいよいよ各ショップ様で締切日間近となりました。
ここのところ急激に気温(特に夜)が下がってきましたが、2日前の深夜に
50overをゲットしましたので、水温の方はまだ少しの間トップの釣りを
楽しめるくらいの温かさをキープしているのかなぁと思います。
いずれにしても秋のトップウォーターフィッシングはラストスパート、
「Shake」のロールアクションで今シーズン最後の大物を狙ってみて下さい!
尚、ご予約期間を過ぎた場合でもショップ様にお問い合わせ頂けましたら、
私の手元に少し残っている在庫からすぐに発送させて頂きます。
その場合、初回の発送日より少々遅れてはしまいますが、ひょっとすると
お探しのカラーがキャンセル等の理由で残っている、かもっ!?
宜しくお願い致します!
シンプルホープ 金谷直樹
]]>
新作をリリースする度に、自分で色々と説明しようと思うのですが、
なかなかこのように上手くお伝えすることが出来ません(汗)
「Shake」の概要や、特に「アクション」について、
私がお伝えしたかったことをほとんど代弁して頂いておりますので、
既にご予約頂きました方も、まだまだ思案中の方も、
是非「Y-STYLE」のHPより「ワイスタニュース」をご覧下さい!
Y-STYLE
http://www.y-style.info/index.html
(「ワイスタニュース」へお進み下さい!)
「Shake」の試行錯誤の制作行程や、ちょっとした奥の手アクションなど、
また発売後の「後日談」にてお伝え出来たらと思っております。
各ショップ様でのご予約締切がいよいよ近付いて参りました。
既に完売に近いカラーもございますが、
(在庫カラーにつきましては各ショップ様にお問い合わせ下さいませ)
このブログでのカラー紹介等もご参考にして頂き、
ご予約をお考えの方は是非お急ぎ下さいませ!
さて、メインの嬉しいお知らせが済んだところで、
本日はシンプルホープよりちょっとしたお知らせをもうひとつ。
前作「Relax」の時にチラッとお伝えしておりましたが、
これまで長年使ってきたパッケージ(紙箱)が無くなりましたので、
今回のリリース分から新しいパッケージにデザイン変更致しました。
パッケージデザインを一新するにあたり、
実はグラフィックデザイナーの端くれでもある私は、
それはもう色々と考え悩んだのですが、
随分前から思い描いてきて、でも、手間を考えるとついつい
先送りにしてきた紙箱への「スタンププリント」を
この機会に思い切って採用することに致しました。
パッケージひとつひとつに「Simple Hope」のロゴタイプを
手作業でスタンプしておりますので、全て表情が違っています、
これがひとつめの狙い。
ハンドメイドルアーを収めるパッケージですので、
そこにも何か「手」による印(しるし)のようなものが欲しかったのです。
また、気分によってスタンプの位置や押印回数を変えることが出来るので、
同じ素材でもちょっと違ったデザインを施すことが出来ます、
これがふたつめの狙い。
ベースは天面への押印ですが、位置や角度が変わったり、
時には側面に移動することも。違うデザインのパッケージを
ルアーのカラーに関係なくランダムにて使用しますので、
皆様に選んで頂くことは基本的には難しいのですが、
ご購入時のひとつのお楽しみと思って頂けましたら幸いです。
今回の「Shake」を含め、今後はルアーのサイズや形状に合わせ、
その都度パッケージサイズを変更して制作・お届け致します。
尚、旧パッケージの蓋(フタ)と身(ミ)に使用しておりました
シンプルホープのイメージカラー「赤」と「黒」は、
パッケージの中に敷くインシュレーション(紙のワシャワシャ)へと
引き継ぎます(赤と黒はランダムでの使用となります)。
『おまけ』のお話。
「Simple Hope」のロゴマークである
「ピラルクー」のシルエットが、パッケージのどこかに
“気まぐれ”にスタンプされていることがあります。
何かの「当り」という訳ではありませんが、
見つけると魚運がアップするような、しないような、
ちょっとした遊び心だと思って下さい。
……中でも“2匹”が並んで泳いでいる姿はとっても“レア”です。
]]>
今回のカラーリングは「Shake」のメインアクションとなるロールと、
それに伴う明滅効果、更には“超”フラットサイドを活かせるような、
色んな意味で「挑発的」なラインアップとなっております。
※撮影のためフック未装着のルアーを使用しています。
※お使いのモニター環境によって色味が多少違って見える場合がございます。
●レオパード(LEO)
ご覧の通り、派手なヒョウ柄です。
普段の私の服装をご存知の方々は、このカラーリングを見て
「やっと来たか」とか、「ついにやってしまったか」とか、
色々と思われるかも知れません(笑)
テスト段階でも左右の面のヒョウ柄が交互にチカチカと明滅し、
単なる「派手」ではなく、バスの目から見ても
なかなか刺激的なカラーになっていると思います。
ベースは全体的にクリーム色ですが、よく見ると
背中からお腹にかけて徐々に色が淡くなっています。
ちなみに今回は「ヒョウ」ではなく「ヒョウ柄」です。
口の部分はオレンジ。
背中は視認性の高いクリーム一色です。
背中より明るいクリーム色のお腹にはゴールドのロゴ。
●パール・スノーレオパード(p_SLEO)
ラインアップにレオパードが決まったと同時に、
「だったらこれも外せない」とすぐに確定した
このスノー・レオパード(雪ヒョウ)。
スノー・レオパードのイメージをより具体的に表現するために
ベースをホワイトパールにすることは最初から決めていました。
真っ白のパール、でも悪くはなかったのですが、
私の持つ「雪の色」のイメージはもう少し複雑だったので、
真っ白パールに色違いのパールを少量だけブレンドし、
光りの加減でキラキラがグリーンやピンクにも見えたりします。
こちらも「ヒョウ」ではなく「ヒョウ柄」です。
最近お気に入りの全体的にボワッと光るパール塗装、
少ない光量でもボワッと自然な感じでアピールするので、
よくマッディーウォーターで有効な色だと言われます。
口の部分は薄めのブルー。
背中はシンプルなパール1色、こちらも視認性高めです。
お腹のロゴはゴールド。
2色のLEOをセットで揃えてみるのも可愛いですよ!
●パール・ミント・ゴールドボーン(p_MGB)
今回の広告写真で使用したこのボーンカラー。
「Zipper」以来、久々のシンプルホープ・ボーンカラーです。
きっとフラットサイドに似合うと思いラインアップに加えましたが、
次に出てくるグリッター・パープル・クリームボーンと併せて
最後の最後までベースと骨の色の組み合わせに悩んだカラーでした。
このパール・ミント・ゴールドボーンはグリーンのパールがベース、
さらにその上から淡いクリアグリーンを吹くことで
「ミント」のイメージを表現しています。
リップに使用している淡いグリーンの基盤素材と
ある程度“一体化”するようなイメージで進めたこのカラー、
最終的に上手くまとまったかな……と、自分では思っています。
背中はミント1色。グリーンのパールが奇麗です。
お腹はお尻の方にかけてクリアイエローのグラデーションになっています。
この辺りは広告写真では見えない部分ですので、ここでちゃんとご紹介。
オレンジのロゴと相まって、どこかトロピカルな感じがします。
●グリッター・パープル・クリームボーン(g_PCB)
今回のカラーラインアップの中で最も説明しにくいのがこのカラー。
6色の中で「暗い色担当」のグリッター・パープル・クリームボーンは
写真ではほとんど「黒」に見えるかと思います。
実際もかなり濃い色のパープルで、グリッターと名前はついておりますが、
これまでのグリッターカラーのようにギラギラするわけではありません。
一見すると真っ黒、でも太陽光など強い光りの下では
濃いパープルの奥にグリッターベースがキラキラと見え隠れします。
「黒」という認識で使って頂ければ間違いないと思いますが、
ただの黒とは違う、ひっそりグリッターの効果をお試し下さい。
光りを当てて撮影してみたのですが……見えますでしょうか(汗)
背中も同じく濃いパープル。
ロールアクションを意識して、お腹はシャンパンゴールド。
この部分だけはこれまでのグリッターカラーように
ギラギラしているので、ロール時に明滅効果大です。
ロゴは赤に近いピンク。
●グリッター・マザー(g_MOTHER)
ネーミングから気付いて頂けましたでしょうか、
このカラーは、もう説明しないでおこう、とも思ったのですが、
どうしてもお話したくなってしまったので(笑)
そうです、子供(小魚)を5匹連れた母親の魚です。
子供がある程度のサイズに成長するまで
親にぴったりくっついて離れない魚種がいますが、
まさにそのイメージです。
ベースはシルバーグリッター、ギラギラです。
右側面には2匹の子供。
母親につきまとう、計5匹の小魚のシルエットは、
実はバイトマーカーの役割も果たしています。
広告写真では見えないのですが、背中からお尻にかけて
ホワイトのグラデーションスケールが入っています。
こちらもロールアクション時の明滅を意識して、
お腹だけ差し色のローズレッド。
バスからの目線だとローズレッドとシルバーが
目まぐるしく反復します。ロゴはゴールド。
●ネリモノ(NERI)
……かまぼこ、です(笑)
こういったカラーリングは滅多にしないのですが、
今回はあまりにも形状が似過ぎていました。
なので早い段階からカラーラインアップに登場、
最後まで頭から離れなかったのです、かまぼこが(笑)
ルアー史上初の“かまぼこ”だと思うのですが、
もし他にありましたら是非ご一報ください、興味津々です。
口元、かまぼこがカットされた部分も再現。
背中は、まぁ、こうなるでしょう、かまぼこですから。
沢山並べると切る前の(棒状の)かまぼこになります。
きっと誰も気付いてくれないと思いますので自分で言います、
ロゴは“わさび”色。
いえいえ、ただのパロディーカラーではありません。
ローライトでも視認性に優れたピンクの背中に加え、
白い部分には実は“ほんのりパール”が吹き付けてありますので、
釣れる要素がいっぱいのカラーリングであります、たぶん。
ちなみに、まだブラックバスが個人で勝手に飼育出来たその昔、
生き餌の代わりとなるエサとして“かまぼこ”を切ったものが良いと、
ある雑誌に紹介されていました。
私は残念ながらバスを飼育したことはないのですが、
バスが人口のエサに慣れるまで短冊状に切ったかまぼこを
ワームのように動かして与えるのだとか。
このカラーを塗りながら、そんな昔話を思い出しておりました。
大丈夫、短冊状に切ったり、ワームのように動かしたりしなくても、
シンプルホープのかまぼこは巻くだけで水面を派手に泳ぎます(笑)
ついつい長くなってしまいましたが、少しでもご購入やご使用時の
参考にして頂ければと思います。
個性的なカラーリングの新作「Shake」はまだまだご予約受付中、
お探しのカラーがございましたら是非お急ぎ下さい!
シンプルホープ 金谷直樹
]]>
Oh! Chuck(オーチャック)
http://oh-chuck.com/
兵庫県にある「Oh! Chuck」様よりお声がけ頂いたのは
前作「Relax」の発売後すぐでした。
残念ながら「Relax」は既にほぼ完売しておりましたので、
今回の「Shake」よりサンプルを送らせて頂くことを快諾頂き、
昨日より上記HPにてご予約開始となりました。
京都・滋賀に拠点を置いているシンプルホープですが、
関西圏でのお取り扱いが長年ありませんでした。
ですので「Oh! Chuck」様からのお声がけはなんとも心強い!
近くにお住まいの方、“関西圏で唯一”の
シンプルホープルアーお取り扱い店の「Oh! Chuck」で
是非サンプルを手に取って見て下さい。
尚、今回は大阪で人気(?)の“あの”カラーもございます(笑)
Oh! Chuck様、今後とも何卒宜しくお願い致します!
「Shake」のご予約は各ショップ様にて受付中です。
カラーによっては残り僅かとなってしまいました、
ご希望のカラーが完売する前に是非お急ぎ下さい!
さて、本日は「Shake」の各カラーを個別にご紹介する為に、
もう一度ブログをアップ出来ればいいな……と思っております。
個別のカラー紹介がまだ出来ておりませんが、
以下のショップ様で本日より新作「Shake」の
ご予約が始まりましたのでご報告させて頂きます。
OPA!
https://www.opa-fishon.com/
Y-STYLE
http://www.y-style.info/index.html
ご希望のカラーが既に「完売」の表示となっている場合でも
私の手元に少々の在庫がある場合がございますので、
各ショップ様にお問い合わせ頂けましたら幸いです。
(色によって制作数が異なる為、本当に完売してしまっている
場合もございます、大変申し訳ございません!)
お取り扱いして頂けるショップ様や
新作「Shake」に関する情報等、このブログにて
随時更新して参りますので宜しくお願い致します!
シンプルホープ 金谷直樹
]]>大きな災害が起こる度に色々と考えるところがあるのですが、
ささやかながら「ものづくり」をする人間として、
こんな時だからこそ手を止めるべきではないと考え
今日もいつも通り制作を続けております。
しばらく(毎度のことですが)ブログの更新が滞っておりましたが
その間ずっと制作を進めてきました新作が間もなく完成しますので、
各ショップ様にご案内とサンプルを発送させて頂きました。
数日中に到着するかと思いますので、並行してこのブログでも
順にご紹介させて頂きたいと思います。
まずは広告、及びルアーの概要です。
『Shake(シェイク)』
シンプルホープ初の“超”フラットサイドルアー「Shake」は
「Dog Shake」を連想させるキレキレロールアクションの
トップウォーター専用ミノーです。
※以下、広告画像をクリックして頂くと拡大表示でご覧頂けます。
明滅効果を意識したカラーラインアップなど、
追って詳しくご紹介させて頂きます。
各ショップ様よりご連絡がございましたら、
ご予約開始と併せてまたご報告させて頂きますので
今しばらくお待ち下さいませ!
シンプルホープ 金谷直樹
]]>ふたつめの「ようやく」。
ことごとく弱々しいバイト続きで少々心配しておりましたが、
先週辺りからようやく強烈バイトが増えてきました。
今年はどうなることかと思っていましたので、これでひと安心。
メガバイトでの50overも何本か上げておりますので、
その中からいくつかご紹介です。
Panic(HM)53cm
1回目の激しいバイトでルアーを吹っ飛ばし、
直後のワンアクションで2回目の強烈バイト。
ジッパーサウンドにかなりご立腹のようでした(笑)
こういうシーンには何回遭遇してもドキドキします。
しっかりしたバイトでは、ちゃんとフロントフックに
かかってくれますね。50overの引きにマスタッドの
ダブルフックが開いておりました(汗)カップが無かったら
外れていたかも。よく見るとヒートンも少々回っています。
大物を何本か釣り上げるとこんなふうに緩んでしまうことが
ありますので、心当たりのある方はチェックしてみて下さい。
もし緩んでいる場合は元の位置まで締め込む必要がありますが、
その時に少量だけ瞬間接着剤を使うとより安心です。
いずれもルアーが完全に乾いている時に行なって下さいね。
Relax(g_HANA)52cm
遠投から半分くらい巻いてきたところで
水柱が上がるくらいに派手なバイト。
バイトが派手過ぎると食べ切れてない時も多いのですが、
今回はがっちりフッキング出来ました。
ドラグはいつも強めに締めているのですが、
かなり強い引きにギリギリとラインが出ていました。
Panic(HM)50cm
先週辺りから急に藻が増え始めたポイントで、
なんだかザワザワしている藻の向こう側にキャスト。
1投目、思った通りにで出てくれました。
手前が藻だらけだと、引きを楽しめないのが難点ですね(汗)
〜おまけ〜
釣りの途中、足元でガサガサガサっと大きな音がするので
ライトで照らしてみると……
……スッポン!(笑)
こんな立派なのがいるんですねぇ、
ゆっくりと琵琶湖に入り、悠々と泳ぎ去りました。
]]>
カラーリング前の下地にかなりの時間がかかりそうですが、
仕上りのコトを考えると、ここはとっても大切。
いくら時間がかかっても地道に頑張ります。
で、隙を見つけて夜な夜な近くのポイントに通っておりまして。
そこは滋賀県に工房を移してから見つけたポイントで、
そんなに広くはないのですが、新作のテストや、
夜中に私ひとりで遊ぶには十分、なにより近所(笑)
しかも、なぜか釣れれば必ず40overという好条件!
関西も間もなく梅雨入りと言われておりますが、
今年は梅雨入り前にそこそこの釣果を出せておりますので、
軽く中間報告させて頂きます。
まずは現時点での今シーズン最大魚。
56cm
先のブログでもお話しましたが、
今年はやはり出方が……ことごとく大人しいっ(汗)
かけてしまえば、そこは流石に50over、
かなり引いてくれるのですが、トップウォーターですからね、
それだけで良いのかなぁ………良いか(いや、あかんやろ)
ヒットルアーはもう何年も勉強&研究中のカテゴリーのもので、
ようやくやりたいことが固まってきた(絞れてきた)感じです。
次回か、その次か、そのまた次か、まだ分かりませんが、
いつか皆様にお届け出来るように仕上げて行きたいと思っています。
ここからは「Panic」と「Relax」で釣った40overをいくつかご紹介。
ポイントが同じ、時間帯もほぼ同じ、魚のサイズも近いし、
何より撮影者(私)が同じ、なので、
なんだか代わり映えのしないトリミングの写真ばかりですが(笑)
Panic(HM)46cm
ポーズしっかりめのスローテンポなお辞儀アクション、
そしてやっぱり、静かに吸い込むような弱々しいバイト。
Panic(HM)47cm
上の写真のバスを釣った後すぐ、
似たような大人しい出方で来た1本、1cmだけサイズアップ。
Relax(g_HANA)47cm
更に上の写真のバスを釣った後すぐ、
今度は少しだけマシな出方の47cm。
バスの口にしがみつくハナムグリ……あぁ……可愛い。
シーバスのようなシュッとした顔つきのバスだったので、
ハナムグリと一緒に顔のアップ。
Panic(HM)44cm
深夜、珍しく波風一切無し(←いちばん好き)の状況で、
またしても弱々しいバイト。波が無くても集中してないと見逃します。
Relax(p_NEON)52cm
これは昨夜の50over。色々投げてみたもののバイトが無く、
リラックスに変えたら1投目で来ました。
派手さはありませんでしたが、ひったくるような元気なバイト。
丸いリラックスが口にすっぽり(笑)
他にも良いサイズをたくさん釣ったので、
歯形もたくさん付いているのですが、
バイトが浅くリアフックでのフッキングが多かったせいで
特にパニックに付いた歯形はボディー後半に集中しています。
……よりによってせっかくのマジョーラネームの辺りに(笑)
現在進行中の新作はもちろん、
「Panic」「Relax」も、琵琶湖で長い間テストを繰り返し、
何度も修正を重ね、自信を持って皆様にお届けしております。
今シーズン是非お試し下さい!
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進行中の新作ルアーですが、その後無事にテストを終え、
ひたすら続いた成形の行程も間もなく終わりそうなので、
いよいよコーティング(下地)作業に入れるかと思います。
今回はこれまで私が作ったことの無かった形状のルアーで、
量産に移った途端にあれこれ戸惑う場面が重なり(汗)
おそらく今後の塗装やコーティングの行程でも同じように
「え、どうすんのコレ……」が多発する予感がしておりますが、
それも含めて新しいチャレンジはやっぱり楽しいです。
今年の本シーズンに間に合うように進めております、
少しずつですが進行具合はまたこちらでご報告させて頂きます。
で、そんな作業の合間に「テスト…そう、これはテストなんだ」と
自分に言い聞かせながら、軽くタックルを持って深夜のポイントに。
5月中旬のお話(古っ!)ですが、今年の初バスです。
安定のバド(大音量改造)で初バス45cm。
なんだか弱々しいバイトで、集中してなければ見落とすところでした。
とにかく、これで今年も一安心。
で、味を占めて先日再び同じポイントへ。
「テストだから」とか言い訳も無しで、もはやただの釣り(笑)
波もなく奇麗な湖面だったので「Panic」HM(ハーフムーン)の
蓄光部分に少しだけライトをあてて1投目……
遠くの着水地点から数回のお辞儀アクションで出てくれた46cm。
またしても出方が弱々しかったのですが、今年の傾向なのでしょうか、
もう少し釣ってみないと分かりませんが……困る。
とにかく、いつものような派手なバイトではなかったので、
リアフックがトレブル&フェザー仕様でなかったら、
ひょっとすると上手くフッキング出来てなかったかも知れません(汗)
釣れちゃったからなぁ、また行きたいなぁ……
……あかん、作業作業。
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「Relax」の発売以降、色んな方から嬉しいお便りを頂戴し、
現在進行中の次回作にも益々力が入ります。
ただこの次回作、現在ちょ〜っと難航中でございます。
この難航具合も、また後日談で笑って話せると良いのですが。
机の上は良い結果の出なかったテストルアーで山積みです。
さて本日はご紹介をふたつほど。
まずは「リーダー」のお話。
PEラインをメインに使うようになってから、
ただ巻きルアーでは必ず使っている「リーダー」があります。
通常PEラインで使用する「リーダー」というと、
ばらし防止の「ショックリーダー」というのを良く聞きますが、
こちらはナマズ用のワイヤーリーダー。
ガッチガチのワイヤーなので一切伸びません。
なので、ばらし防止のクッション要素はゼロなのですが、
もともとクッションがなくても不自由はしていなかったので、
とにかく丈夫なこのリーダーを長年愛用しています。
目的は着水時にPEラインがフックやリップに絡んでしまわないように、
また、もし絡んでしまった場合でも回復しやすいように。
それからやっぱり、大物とのやり取り時の安心感。
50lbを超える強さのPEラインを使っているとはいえ、
大きな魚の歯にラインが直接当たってしまうような時は心配です。
で、実際にこんな感じで使っています。
両端のスナップは自分が使いやすい物に変えています。
ペンシルを始め「操作系」のルアーだとアクションに影響が
出てしまいますので、あくまでも「ただ巻き」のルアーにだけ
使っていますが、トラブルも少なくなり、やはり安心感が違います。
確か5cm・10cm・15cmと長さにバリエーションがあったと思いますが、
私は長過ぎず、短過ぎずの10cmを使用。
今シーズン「Relax」をお使いの方、これはお勧めです!
もうひとつ、ご紹介。
「Relax」の販売ラインアップにはのらなかったカラー、
その名も「g_DAN(グリッター・ダンゴムシ)」。
グリッターベースの「ダンゴムシ」カラーです。
ルアーの形状からカラーリングを考察している時、
かなり早い段階で候補に挙げてはいたのですが、
複雑なマスキング工程故の不安定さがあり、
数個のみの“テスト塗装”となってしまいましたが、
ひっそりとお蔵入りというのも可哀想な感じなので、
せめてこのブログで紹介させて頂きます(笑)
もともと近い種なので当然と言えば当然なのですが、
特に甲殻の裾部分とか、ザリガニや海老なんかのそれに似ています。
裏側には実物と同じ7対・14本の「足」もあります。
ちなみに幼体の時、ダンゴムシの足は6対・12本なので、
このカラーリングは成体のダンゴムシです。
ルアーの話ばっかりしてたら、すぐにでも
釣りに行きたくなってきてしまいましたが、
「まだ寒い、まだ寒い」と自分に言い聞かせながら
今は目前の仕事に集中です。
ほんと……早くギラギラの夏にならないかしら。
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忘れないこと。
継続すること。
備えること。
https://fukko.yahoo.co.jp/?fr=top_evt311_pc
「3.11」と検索するだけで出来る応援があります。
“鮫革のキーホルダー”が可愛いです。
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私の手元にあります「Relax」(各色残り1個!)を、
“訳あり”の「アウトレット価格(→消費税分カット!)」にて
現在「ヤフオク」に出品させて頂いております。
(“訳あり”の詳細につきましては、ひとつ前のブログをご覧下さい)
「オークション」という名前ではありますが、
今回も「即決(最初に入札された方が落札者=購入者となります)」
での出品です、是非安心してご利用下さいませ。
(※ご入札の前に必ず「商品説明欄」を全てお読みください)
シンプルホープオリジナルのポストカード付きです(笑)
「ルアーが新品ならパッケージが少々汚れていても大丈夫!」
という方には、消費税分お安いアウトレット価格!
是非「ヤフオク」で「シンプルホープ」を検索してみて下さい。
※ヤフオク検索ワード
「シンプルホープ」「simple hope」
※今回はパッケージ(紙箱)に少々の擦れ傷&汚れがある為
「アウトレット価格(→消費税分カット!)」での販売です。
※ご購入の際は商品価格の他に別途送料が必要です。
(詳しくはヤフオク出品ページをご覧下さい)
おそらくこれが「Relax」購入のラストチャンス!
ご希望のカラーをお探しだった方は是非お急ぎ下さいませ!!
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まずはご報告。
えっと……パッケージが無くなりました(笑)
長年使ってきましたシンプルホープのルアーパッケージ、
立ち上げ時にある程度まとまった数を作っていたのですが、
今回のリリースでほとんど使い切ってしまいました。
気に入っているデザインなので再度発注も考えたのですが、
私自身が少々見慣れてきた感もあり、
せっかくなのでこの機会にデザイン変更をしてみようと
新作を進めながら計画しています。ですのでおそらく、
次回からは新しいデザインのパッケージでのリリースとなる予定です。
で、ここからが「ご案内」なのですが、
このブログでもお伝えさせて頂きました通り、
ショップ様で販売して頂ける「Relax」の在庫はもう無いのですが、
実は私の手元に数個だけ残っておりまして、
なぜなら……それを納めるパッケージが無くなったから(泣)
正確に言うと「奇麗なパッケージ」がもう残っていないのです。
かれこれ10年近く前に制作した紙箱のパッケージ、
工房の一角に積み上げて保管しておりましたので、
下の方の個体には擦れ傷や少々の汚れがついておりました。
(その間、工房の引越しも何度かありましたので)
足りなくなった僅か数個のみを新しく発注する訳にもいかず、
使用には問題の無い少々の傷や汚れとは言え、
ショップ様にお渡しすることが出来ませんでした。
とは言え、ルアー自体はもちろん、中に敷いてあります
赤いインシュレーション(紙のワシャワシャしたやつ)も
今回のリリース用に準備した新品ですので、
皆様に使って頂けないまま放置状態もなんだか残念。
ということで、私の手元に残っております「Relax」数個を、
パッケージに少々の擦れ傷&汚れあり→その分お値引き、の、
いわゆる「アウトレット」として販売させて頂くことにしました。
販売方法は前回と同じく「ヤフオク」での「即決」となります。
(今回もネットショップ開店は間に合いませんでしたっ)
手元にある数個が完売するまで「即決」で早い者勝ち状態ですが、
近日中に出品する予定でおりますので、
「パッケージの汚れは気にしないぜ!」という方は
是非「ヤフオク」で「シンプルホープ」を検索してみて下さい!
※ヤフオク検索ワード
『シンプルホープ』『simple hope』
※今回はパッケージ(紙箱)に少々の擦れ傷&汚れがある為
「アウトレット価格」での販売です。
※別途送料が必要です(詳しくは出品ページをご覧下さい)。
あっ、ささやかなオマケですが、
シンプルホープオリジナルのポストカードも付いてます(笑)
それから、前回のブログで「直接販売」のお話をさせて
頂いたのですが、その後、追加でのご注文をたくさん頂き、
在庫として私の手元に残る分は無くなってしまいそうです、
重ね重ね申し訳ございません!
(お取扱店様に数個程度の在庫がある可能性がございますので、
お探しの方はお手数ですが一度お問い合わせしてみてください)
後日、もしキャンセル等で1個でも2個でも手元に残りそうな時には、
またこちらでご案内の上「直接販売」させて頂きたいと
思っております、宜しくお願い致します。
さて、工房では既に次回作が進行中ですが、
その前に恒例(?)の「後日談」です。
今回も見えない内臓(コパー・ラトルルーム)の制作という、
とっても時間のかかる作業を行なっているのですが、
それ以上に時間がかかったのが「アルミリップ」でした。
昨年1月末の段階で「Relax」はまだこんな状態でした。
ボディーのサイズやフックの位置など、若干迷走中。
写真はダブルフックをマグネットで固定するバージョン。
お腹にはコロラドブレードが付いていますが、
思っていたほど効果的ではなかったので全却下。
ボディー形状を少し修正する度にリップのサイズやフォルムも
ガラッと変わるので、その都度1から作っているような感覚でした。
この辺りから「これ、量産出来るかな…」と不安が募ります(汗)
「出来る作業は可能な限り自分でやりたい」という気持ちと、
「そんなに複雑な形状ではないから…」という安易な考えで
1mm厚のアルミ版を素材に選び、手作業を始めたのですが、
これが考えていたよりずっとずっと大変な作業でした。
罫描きの段階。
穴あけ位置。
あ、既にバラバラになっておりますが、前の写真とこの写真の間に
半泣きのカット作業がありました。カッターを握りしめながら
「せえへん……こんなこともう絶対せえへんでぇっ!」と強く思いましたが、
喉元過ぎればなんとやら、で、またやってしまうかも知れません。
そもそもカッターで行なう作業ではないですよね、
分かってたつもりだったのですが、手作業に1mm厚は強敵でした。
この後も気の遠くなりそうな研磨作業や、
手のひらがどうにかなりそうな手曲げ加工が続き、
もはや行程の写真撮影などする気にもならず(笑)
でもその間に、無性に楽しい行程もありまして、
今回初めて取り入れてみた「打刻印」による文字の打刻。
少々の慣れは必要でしたが、イメージ通りになりました。
古くからのトップウォータープラッガーの皆様、
そうです、懐かしい「あのリップ」の感じです。
話が前後しますが、
全ての設定がほぼ確定した最終テストモデルがこちら。
広告にも載せておりましたが、この最終テストモデルでは
本当にたくさんの、そして大きなバス達を釣り上げました。
強度テストも兼ねてわざと乱暴に使っていたこともあり、
実物はもうボロボロです、本当にお疲れ様でした。
ここから少々の調整を行ない、いよいよ実制作に入りました。
後日談はあと少し続くのですが、本日はここまで。
「Relax」を手にして頂きました皆様、
もうすぐやってくる今年のシーズン、
是非フィールドに連れていって下さいね、活躍しますよ〜!
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お手元に届くまで
今しばらくお待ち下さいませ。
また、今現在私の手元に残っております数個につきましては
(後日になりますが)前回の様に直接販売させて頂こうと
考えておりますので、ご予約が間に合わなかった方や
カラー違いでお探しの方はこちら(このブログ)での
ご案内をお待ち頂けましたら幸いです。
例によって「Relax」制作の“後日談”も
アップする予定です、是非ご覧ください!
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大変有り難いことに、本日の時点でたくさんのご注文を頂戴しており、
間もなくご希望のカラー・個数をご準備出来ない状況になるかと思われます。
ご検討中の方は今がチャンス、ご予約は是非お早めに!
現在ご予約受付中のショップ様は以下の通りです。
●OPA!(オーパ!)
https://www.opa-fishon.com/SHOP/sh90215.html
●Y-STYLE(ワイスタイル)
http://www.y-style.info/index.html
今回も制作数の関係でご迷惑をおかけ致しますが、
宜しくお願い致します!
シンプルホープ 金谷直樹
●OPA!(オーパ!)
https://www.opa-fishon.com/SHOP/sh90215.html
●Y-STYLE(ワイスタイル)
http://www.y-style.info/index.html
既に「完売」の表記となっておりますカラーもございますが、
私の手元に少々の在庫がある場合もございますので、
ご希望の方は是非一度ショップ様にお問い合わせ下さい。
また、Y-STYLE様よりご予約開始と共に今回も嬉しいコメント付きで
「Relax」をご紹介して頂いております、いつもありがとうございます。
実際にキャストして頂き、ルアーの特徴を的確にご紹介して頂いております、
Y-STYLE様ホームページの「ワイスタニュース」必読です!
さて、いよいよご予約が始まりましたので、
ご購入の際の参考になるように各カラーの詳細をご紹介したいと思います。
●ナナホシテントウ(7TEN)
Relaxの形状から「甲虫が欲しい」と思い、中でも親しみがあって、
尚かつ特徴的な模様を持つ「ナナホシテントウ」を選びました。
となれば、生物学好きの私は色々と凝りたくなってしまう訳でして、
例えばテントウ虫のあの「赤」の再現について。
忠実な赤色(朱色?)のペイントも試してみて、
確かにリアルなのですが……ちょっと違う(笑)
色々試した結果、今回は下地のバルサが透けて見える赤に決めました。
重ね塗りの透明赤に木材特有の「見る角度による色の変化」が反影されて、
忠実なベタ塗りよりむしろ生っぽく見えます。
余談ですが、黒い斑点模様を付ける前は
「……りんご飴みたいやん」と、ひとりで思ってました。
背中が賑やかなので、お腹はシンプルに「真っ黒」に仕上げています。
●キナリ・ナナホシテントウ(ki_7TEN)
ナナホシテントウの「赤以外」のカラーが欲しくて、
黄色やらオレンジやら、はたまた羽化直後のリアルカラーなど
色々と思案したのですが、今回「未塗装」だったテストモデルで
かなりの良い釣果だったことを踏まえ、
「ナナホシテントウ」×「キナリ」で出来上がったこのカラー。
色のコントラストだけで言うと6色中最も強いカラーです。
カラーチャートではいつも通りの「キナリ」に見えますが、
実は木目の部分全体に少量の小さな「金ラメ」が吹き付けてあります。
接写で撮影してみたものの、写真ではどうしてもお伝え出来ないので、
これはもう、このカラーを手に取って頂いた方のお楽しみという事で。
細かいラメが控えめにキラキラします。
今回この「ナナホシテントウ」を塗るにあたって
久しぶりにテントウ虫をじっくり観察してみたのですが、
私の記憶の中の単純な「黒い斑点」なんかより、形状も配置も
ずっと複雑である事に気付き、その辺りも再現してみました。
もちろん、必要なディフォルメを加えつつ、ですが。
「黒い斑点」それぞれの形状の違いも見て頂けたら嬉しいです。
●グリッター・ハナムグリ(g_HANA)
ふたつめの甲虫カラー「ハナムグリ」です。
こちらも比較的、皆様に馴染みのある昆虫ではないでしょうか。
モデルは実際に私が飼育している「シラホシハナムグリ」ですが、
種類が多いので総称して「ハナムグリ」とネーミングしています。
どの方法で再現するかを最後まで迷っていたカラーで、
最終的に「グリッターベース」となりました。
グリッターカラーなので、茶色いお腹もキラキラしています。
初期段階では腹部の蛇腹模様があったのですが、
必要以上にリアルになったので、本番では却下となりました。
ちなみに今回のモデルになった「シラホシハナムグリ」と、
名前も見た目もそっくりな「シロテンハナムグリ」という種がいますが、
今回は「シラホシハナムグリ」です(←無駄なこだわり)。
●グリッター・アマガエル・アザンティック(g_AMA_axanthic)
「Zipper」や「Panic」でもご好評を頂きましたアマガエルカラー、
今回はグリッター・アマガエルの「バージョン違い」をペイント。
色素を持たない「アルビノ」は聞き覚えのある方も多いと思いますが、
「アザンティック」は「黄色色素だけを持たない」個体のことです。
黄色色素を持たないので、黄緑色のアマガエルは美しい水色になります。
残念ながら私も自然界ではまだお目にかかった事はないのですが、
本当に珍しい個体なので、もし出逢えれば幸運が訪れると言われています。
実際の「アザンティック」アマガエルはとっても鮮やかな水色ですが、
今回はグリッターベースの水色で仕上げています。
普段は「クリーム色」を使うカエルのお腹も、
今回は「黄色」を引いた「真っ白」を採用、水色の足が付いています。
●パール・ネオン(p_NEON)
今回唯一「生物」ではないカラー、パール・ネオン。
カラーチャートではただの白に見えてしまいますが、
6色の中でも派手、というか、目がチカチカする感じで、
今回私がどうしても欲しかったカラー。
ローライトでの使用時に最も視認性に優れたカラーリングになっています。
写真では伝わりにくいのですが、ボディー全体が
「ピンクパール」の塗装によってボワッと光って見えます。
魚からいちばん見えるお腹も全てパール、
膨張色といった意味でも、かなりアピールの強いカラーです。
●マウス(MOUSE)
もう何年も前からカラーラインアップに上がっていて、
形状や使用パーツとの兼ね合いでずっと見合わせていた
「マウスカラー」を、今回ついに塗ることが出来ました。
この「マウスカラー」のみ、通常の「ペラ仕様」ではなく
「革製の尻尾」をセッティングしてあります。
ボディーより長いこの尻尾に水を含ませると、
ルアーの動きに連動してクネクネと艶かしく動きます。
「Relax」はもともと控えめサウンド設定ではあるのですが、
ペラ仕様より更にナチュラルにアプローチしたい時に活躍します。
※尻尾と同じ革製の「耳」も付いています。
クリーム色のお腹にネズミの足。
シンプルホープのロゴは黒です。
といった感じで、各カラーを個別にご紹介致しましたが、
ナナホシテントウやハナムグリのおかげで
とっても「春感」が強いラインアップになっている事に
今気付きました。意図したわけでは全くありませんが、
活躍の季節はこれからやってくる「春」になると思いますので、
ちょうど良かったかな(笑)
「ただ巻き」でしっかり釣れる「Relax」
皆様の春からの釣りに是非是非ご準備下さい!
シンプルホープ 金谷直樹
]]>
以下「Relax」の詳細です。
小さな文字でかなり細かく書いてしまっているので、
「ややこしい説明はええねん!」という方は
下の方のカラーチャートまで一気に進んで下さいね。
(本日はチャートのみのご紹介ですが、カラーについては
後日、6色それぞれについてお話したいと思っております)
「Relax」の容姿
丸いボディーに大きめのアルミリップ。
背中はこんな感じ。ペラが少々変わった位置に付いているのが
お分かりかと思います(一部カラーは仕様が異なります)。
フラットなお腹にトレブルフックが1本、
テストを続けた結果のシンプルな設定です。
今回は意図せず、6色中5色が生物カラー(笑)
この辺りも後日、個別のカラー紹介でゆっくりお話出来ればと思います。
ショップ様には本日サンプルを発送させて頂きましたので、
お取り扱いが確定しました順にまたこちらでご報告させて頂きます。
発売は2月末を予定しております、ご予約が始まりましたら是非お早めに!
シンプルホープ 金谷直樹
]]>取り急ぎ、新作の広告(←さっき出来たばかり!)を。
近日中にルアーの詳細やカラー紹介、
また発売に関するご案内もさせて頂きます、
皆様ぜひお楽しみに!
毎年のことながら「年末だから」とか「年明けだから」とか、
特別な感じは特に無く(笑)新作の完成に向けて
ひたすら作業の毎日であります。
進行状況としましては下地のコーティングが完了し、
テンプレートの制作に少々時間がかかってしまいましたが
いよいよカラーリングが始まります。
実は今制作中の新作は、昨年発売致しました「Panic」と
ある意味「対(つい)」となるルアーで、
テスト段階から並行制作していたものです。
「Panic」を「点」の釣りだとすれば、新作は「線」の釣り。
内蔵はもちろん、今回は一部金属パーツまで
全て手作業で作っておりますので、
これまで以上に手間と時間のかかるルアーとなっております。
テスト段階ではシンプルホープ史上最も早く、
そして最も多くのバスを釣り上げた自信作。
なるべく早くご紹介出来るように制作を進めておりますので、
皆様ぜひご期待下さいませ!
シンプルホープ 金谷直樹
]]>総括……え、もうそんな時期かぁ、早い早い。
今年はとにかく天候に大きく左右された私の釣行&釣果でした。
長年の定番ポイントや、昨年新しく見つけた良いポイントも、
続いた大雨や大きな台風の影響ですっかり沈黙した場所が多く。
特に台風の影響は大きくて、地元の人に聞いても
「地形が変わるほどのこんな大波は初めて」ということ。
確かに、砂浜がごっそりと消失してしまったところもあり。
思い描いていたプランがすっかり崩れてしまったわけですが、
なんとか釣り上げたバスの中から「40over」で、
尚かつ手元に写真が残っていたもののみ、
一気にご報告です。枚数が多いのでサラッとご覧下さ〜い。
……ワームもあるよ(笑)
2018年の初バス(←違う写真でご紹介済み)47cm。
自己新記録の63.5cm。
初バスと同じく、釣り上げた時のブログで一度ご紹介していますが、
まだ嬉しいので写真を変えて再度ご紹介。
ミノーをトップウォーター的に使って47cm。
少々地味なので滅多にしない釣り方です。
44cm。昨年同様、このサイズはたくさん釣ったので
記憶の薄い……ちょっと申し訳ない感じの1本。
波の静かな夜に、ポッパーでドカンと出た46cm。
同じくポッパーで44cm。
月の明りでバイトシーンも鮮明でした。
安定のバド(大音量改造)51cm。
しばらく使っていませんでしたが、やっぱり釣れる。
制作中の新作(最終テストモデル)にて、50cm。
(詳細をご紹介出来るまでしばしお待ち下さい)
同じく、
制作中の新作(最終テストモデル)にて、46cm。
(詳細をご紹介出来るまでしばしお待ち下さい)
ここから3匹、似たようなアングルが続きますが、
45cm。
41cm。
45cm。
その日は何処に、何度キャストしてもバイトが無く、
「……今、ワームとか投げたらどうなんだろう」と
悪戯心で久しぶりに試したら、1投目で来た46cm……苦笑い。
トップウォーターの楽しさが「異常」なだけで、
バス釣り(ルアー釣り)はどれも楽しい。
ワームのアタリが面白かった事を思い出した1本。
(前の写真の続き→)とか言いながらやっぱり悔しくて、
同じ日の夕方に再度トップウォーターでリベンジ(笑)
今年の締めくくりにボカンッ!と出てくれた52cm。
めっちゃ引いたのに上げてみると随分と痩せてて……
なんかごめんなさいっ(汗)
他に、テストモデルでバラした50overが数本っ!
そのシーンを思い出すと今でも本当に悔しいのですが、
おかげで新作の「改善点」が見つかったので良かった、と、
何度も自分に言い聞かせています。
それと(写真は割愛致しますが)ナマズは今年もたくさん
釣り上げました、それはもうかな〜りロングなヤツも。
大きなサイズが釣れると引きも強くて、ナマズかなり楽しいです。
来年はバスと並行して、ちょっと本気で大物狙ってみようかな、
とか思っています。
以上、今年の釣果報告でした。
まだまだ釣り足りない気分はグッと堪えて、
引き続き、作業頑張ります!
シンプルホープ 金谷
]]>
日中の気温も上がり切らず、夕方以降の釣行には
ダウンジャケットが必要になってきました。
もうそろそろ、今年のトップのシーズンも
終わりなのかなぁ……と、諦めモードになっておりましたが、
なんと「Panic」をご購入頂きました愛知県のユーザー様より
琵琶湖遠征での釣果報告を頂戴致しました!
(快く許可を頂きましたので、お写真をUPさせて頂きます)
愛知県・Y様より
琵琶湖にて「Panic(g_FM)」
体高のある美しいバス、しかも見事な50over!
現在、身近な関西圏での販売を行なっていないこともあり、
発売後にユーザー様からこうして直接「釣果のご報告」を
頂く事がほとんどありませんので、ご連絡を頂いた時は
何事かと驚きましたが、なんとも嬉し過ぎるご報告でした。
先のブログでも少しお話しましたが、
自分の作ったルアーが誰かのお役に立てている様子を
伺える(しかも今回はダイレクトに!)ということは、
「ものづくり」をする人間にとって最も幸せな事。
記録だけではなく、どうか記憶に残る1匹との出逢いの場に、
これからもシンプルホープのルアーが存在しますように。
Y様、ありがとうございます、
そして「50over」おめでとうございます!
諦めモードの私でしたが、なんかやる気出てきました。
よしっ、寒いとか言ってないで今夜も釣りに行こうっ!
……いっぱい着込んで行こう(←極度の寒がり)
]]>
そんな中、
シンプルホープ立ち上げの頃から長年お世話になっております
「Y・STYLE」野村様より、1枚の写真を送って頂きました。
「Panic(ki_BS)」で釣り上げられた奇麗なバス!
ロケーションの美しさにも驚くばかりなのですが、それ以上に、
野村様は「Zipper」の時にも早々に立派なバスを釣り上げられ、
これはもう「釣りの技術が高い」としか表現出来ないのですが、
私もなんとかあやかれないものかと思案してしまいます(汗)
新しいジャンルや未知のルアーを使って釣りたいけれど、
限られた釣行時間の中で1匹を釣り上げようと思うと、
ついついその人にとっての実績のあるルアーや
信頼の出来るルアーの出番が多くなってしまうもの。
そんな貴重な時間を「Panic」に使って頂けたというだけで
作っている人間にとっては本当に嬉しいことなのですが、
その上で結果まで出してしまわれる……脱帽であります。
野村様の写真を見て、
自分の作ったルアーで誰かが魚を釣ることの幸せを再確認。
こんなに幸せなことって、本当に本当に稀。
現在ハンドカービング中の次回作は、
テスト段階からシンプルホープ史上最も早く、
そして最も多くの釣果を出した自信作。
出来るだけ早く皆様にご紹介出来るように
制作を進めておりますので、是非ご期待下さい!
]]>
嬉しいことに各ショップ様で早々に“sold out”となりました
「Panic」ですが、実は私の手元に数個の在庫がございます。
僅か数個だけでカラーも全色揃ってはいないので、
これはもう自分用に……とも考えたのですが、
やはり少しでも多くの方に使って頂いてこそ、と考え直し、
私から直接販売させて頂くことにしました。
とは言え、このホームページ(の、作りかけのネットショップ)
からの販売準備が今回は全然間に合わず、
モタモタしてるとトップウォーターのシーズンを
逃してしまいそうでしたので、
取り急ぎ皆様ご存知の「ヤフオク」に出品しております。
オークションへの出品というカタチではありますが、
もちろん通常販売と同じく「定価+tax」での「即決」ですので、
安心してご利用下さい。(※別途送料が必要です)
専門的にネット販売をしている訳ではありませんので、
時間の空いた時にパラパラと小出し状態で出品することに
なってしまいますが、購入をご検討中の方、
ご希望のカラーや2本目・3本目をお探しの方は、
おそらくこれが「Panic」を手に入れるラストチャンス!
私の手元にある数個が完売するまでの間ですが、
是非「ヤフオク」で「シンプルホープ」を検索してみて下さい。
(既に「終了」している場合もございますが、数回に分けて
新規出品を行ないますので、是非チェックしてみて下さい)
『ヤフオク(Yahoo!オークション)』
https://auctions.yahoo.co.jp/
※ヤフオク検索ワード
「シンプルホープ」「simple hope」
宜しくお願い致します!
シンプルホープ 金谷直樹
]]>